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【回想録 由美子のいなくなった夏 亡き最愛の妻への想い 第79回】

🔷 「後のことまで考えていてくれた!」の「由美子が亡くなった後の手続き」を掲載します。🔷

 『由美子のいなくなった夏 亡き最愛の妻への想い』
(ハードカバー 四六版 モノクロ264ページ)
2016年1月25日 発行 
著者   藤巻 隆
発行所  ブイツーソリューション

 ✍『由美子のいなくなった夏 亡き最愛の妻への想い』(第79回)✍

後のことまで考えていてくれた!

由美子が亡くなった後の手続き

 家族で、全労済の「こくみん共済」に加入していました。由美子はきちんと証券や関係書類一式をクリアフォルダにまとめておいてくれました。そのおかげで、手続きがスムーズに進みました。八月二十四日に関係書類を郵送し、なんと二十七日に共済金が振り込まれていました。あまりの速さに驚きました。全労済の迅速な対応と由美子の物事をきちんと行なう性格による相乗効果と言えます。

 民間企業と役所との違いが如実に現れたのが、事務処理のスピードの差です。内部事情までは把握できませんので、断言はできませんが、次のようなことがありました。

 八月十八日に戸塚区役所で手続きをとったのですが、国民健康保険から葬祭費が支払われたのは九月三十日でした。死亡一時金と、高額療養費は現時点(平成二十七年十一月十九日)で支給されていません。おそらく十一月三十日以降になるでしょう。

 「お役所仕事」とは思いたくありませんが、全労済の共済金支給のスピードと比べると遅すぎるので、やはり「お役所仕事なのかな」と勘ぐってしまいます。

 由美子は、預金口座の管理もきちんとしておいてくれたので、支払いもスムーズに行なうことができました。とても感謝していますし、頭が下がります。

(PP.207-208)


➳ 編集後記

第79回は「後のことまで考えていてくれた!」の「由美子が亡くなった後の手続き」を書きました。

私も遠くない日にこの世を去ります。その時に、一人娘の可奈に世話になりますが、私の死後、できるだけ最小限の手間で済むように身の回りのことを整理していこうと思っています。終活ですね。あと数年で古稀ですから。

気がかりなのは、愛猫ノアの存在です。ノアより私が先にあの世に旅立たないようにしたいものです。そうなったらそうなったで、可奈がノアの世話をしてくれると思います。





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