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全く人生で興味のないカテゴリーの映画がめちゃくちゃ素晴らしかった話

泣いた。2回ぐらい泣いた。

それぐらいめちゃくちゃ良い映画だった!

僕自身、この映画のタイトルや内容的に全く好奇心や面白さを最初は感じていなかった。

なぜ、この映画に行くことになったかというと、友達の知人が実は映画に映っているということで誘われた。

正直、ここまでは微妙。だが、惹かれるワードがあった。それが"舞台挨拶付き"だ!

この経験は僕はしたことがなかった。好奇心が溢れ出るではないか!!

映画はそっちのけで2つ返事でOKした。

当日の2月10日。場所は大阪、九条駅近くの映画館シネ・ヌーヴォだった。

映画終わり後に撮影

友達だちともう1人の子と僕とで映画館へ行った。

もう、映画館の外では人溜まりが出来ており、なんと、既に満席とのことだった。

ここまでよう人集めたな〜と感心した。
多分、映画に出ている友達の知人がいくつもお店を展開しているオーナーだから人との繋がりで誘われて集まったのだろう。

僕もその1人だか、、。
改めて繋がりの力を思い知った。


映画は朝10時に公開だった。
それまでは、予告映画が写し出されていたが、一つ気になるものがあった。

それについては、また後日で。

映画が始まった。
最初、冴えないサラリーマン(主人公)が体を不自由そうに歩いて自殺をしようという重たいシーンから始まった。

この時、僕はこの映画が始まってしばらくは一つの抵抗感を感じていた。

それは、何かというと、こういった社会的に馴染めない人間を見るのが辛いからだ。

もっと、言うと主人公が周りと馴染めず、他者の責任にしたり、人に当たったり、人に頼めず嘘偽りの自分のまま頑張っている姿が自分と似ている所があって、自分に突き付けられたような気分になるからだ。

つまり、映画に自分事として感情移入してしまう自分に抵抗感が出ていた。

ただ、先ほども言った通り、この映画めちゃくちゃ素晴らしい作品である。

まず、登場人物だか、

・主人公:パーキンソン病を患った50歳ぐらいの一児の設計職のサラリーマン。写真を撮る事が好き。

・主人公の奥さん:主人公に15年間我慢をし続けてている

・主人公の娘:中2でダンスが好き

・職場の上司の営業マンの男性:出世欲が強い。主人公とお得意先へ一緒に同行する

・リハビリのコミニティー:主人公がパーキンソン病で通うようになった所

・主人公の会社の社長:偉い奴

・ダンスの先生

・有名カメラマン

・など、、他にも

主人公は最初は周りに攻撃的で上司の責任にしたり、会社に行っていない人をバカにしたり、挙句家族にまで攻撃的な人物だった。

しかし、体の不調の原因がパーキンソン病だとしり、リハビリ治療でコミニティーグループで治療を受ける。

だか、そこでは周りと馴染めず、さらに嘘をついて自分はプロのカメラマンの言ったり、挨拶では、ハイタッチやあだ名が気に入らず名刺を渡したり、苗字で呼ぶよう言ったりする。

挙げ句の果てに、このリハビリ治療は子供みたいなことをさせやがってとバカにしたりする。

そんな、日常では上手くいかず事件が、、、

そんな話でこっから主人公は絶望の人生をどうやって変えていくのか?人との接し方、自分の在り方を変えていったのか?

このリアルさと、現代人が誰もが通る様な日常、人間関係を見事に表現した作品であった。

僕は、ここで思う。
この作品を観て良かったと、、。

人それぞれ学ぶポイントは違うだろう。
その上で僕がこの映画で学んだことを今からシェアする。

ズバリ!!
"子供心"と"自分と向き合うこと"だ。

子供心とは、子供に戻った様な感じで素直な自分で向き合うことだ。簡単に言うとバカになるということ。

人は大人になるにつれて、自分の体裁だったり、キャリア、将来の不安、など色々抱え込み心の底から遊ぶことを辞め、合理性と周りからどう人にどう見られるか?だけを意識して生きている人がいる。

僕もその1人だろう。

主人公はこの周りから人にどう見られるか?だけを意識して会社のために生きていた。

だからこそ、自分の体裁だけを気にしてあだ名で呼ばれることを嫌ったり、求めていないのに名刺で挨拶したり、嘘をついたりしていた。

そうしている内に、自分が本当にやりたかったカメラマン活動を我慢したり、娘に八つ当たりしたり、常に心が狭くなっていた。

僕は、"子供に立ち返る"ということ。無邪気になって遊びをするというのがどれだけ大事か、この映画を通してその必要性を知ることが出来た。

プライドが邪魔をするんだけどね😓
そこをスモールステップで取り外す作業が大事だなと新しい課題も出来た。

次に自分と向き合うことだ

僕は自分と向き合うのがしんどい。

だって、嫌な所を見なきゃいけないから。
誰だって、自分の嫌な所を好き好んで見たい奴なんていないだろう。

しかし、それを見た上で今の自分自身を認めるとなったら?

めちゃくちゃ辛い!!

しかしながら、その先に本当の成長があるのだろう。

主人公は今までしてきたことを認めた上で人一人一人に向き合っていった。

そのシーンはここでは語らないが、そのシーンがリアル性と人と向き合う時は隠し事なしで自分の心の底から伝えたいことを全力で伝える。

これが、本当に大事だなとこのシーンを観て思った。
実は涙を流した部分もここの場面である。

いや〜、映像作品で涙が出る作品って僕はこの『いま、ダンスをするのは誰だ?』という作品と『ダイの大冒険』のハドラーが死ぬシーンしかまだ見たことない。

それぐらい、素晴らしい作品だった。
ぜひ、上映しているので観に行ってね!保証する。

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