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家でこってり系濃厚ドロドロラーメンを作ってみた

 家でラーメン作ってるかー!!

 家でのラーメン作り、それは多くの人が通り、そして挫折してきた道。

 家でラーメンを作るという事は、理想のラーメンを自分で生み出せるという事です。
 しかしチャーシューなどの具材を用意するだけならまだしも、スープを豚骨や鳥ガラから作ったり麺を自分で打ったりするというのは非常に手間がかかります。

 その為、麺はスーパーの生麺を買って、スープは昆布や鰹節で取って鶏ガラスープの素を足して調整したりして、手順を簡略化して楽しむ人が多いと思います。

 今はスーパーで売っている生麺タイプのラーメンやインスタント麺でも十分に美味しいので、それに具材を足したりアレンジするだけでも十分に美味しいラーメンを堪能することが出来ます。

 しかし、家で再現するのには非常に厳しいラーメンがあります。
 それは……。

 ドロドロ濃厚のこってり系ラーメン!!

 あっさり醤油や魚介塩系ラーメンは家でも簡単に出汁を取ったり鶏ガラスープやウェイバーを使えばそれなりに簡単に再現することは出来るのですが、濃厚こってりドロドロのラーメンは家で再現するのは中々難しいです。

 あのこってりは豚骨を長時間煮込んで生み出すので、家で再現するのには大変な労力がかかります。

 豚骨なんてそこらのスーパーでは売っていないし、長時間煮込む手間や光熱費を考えると外に食べに行った方が安上がりです。

 そんなこんなで、多くの人が濃厚こってり系ラーメンを家で再現しようとして、失敗して、敗れ去っていました。

 しかし、濃厚こってりラーメンを家で簡単に再現する方法がありました!!

 それはベジポタ系ラーメン!!

ベジポタ系ラーメンって何ぞや?

 私も店では食べたことは無いのですが、どうやらジャガイモ、トマト、タマネギなどの様々な種類の野菜をポタージュ状にして豚骨スープと合わせた、クリーミーさが売りの新ジャンルのラーメンだそうです。

 スープにジャガイモを入れるのは、かの大勝軒でもやっております。

 旨そうだなーと思ってベジポタのラーメンについて調べていたら、なんと家で簡単に作れるという情報が出てきました!
 しかもcookpadでも「ベジポタ ラーメン」で調べたら複数のレシピがヒットし、更にはレシピのつくれぽも複数挙がっていて「美味しい」と評判でした!

 これを早速作ってみました!!

用意するもの

 レシピはこれを参考にしました。

 用意したのはミキサーではなくブレンダーでした。
 ミキサーが無くても、これさえあれば後は簡単にベジポタ系ラーメンが出来ました。

 体感としてはカレーと同じ位の時間で出来ます。

作り方

 まず野菜を細かく切って、全部煮込みます。
 今回は家にあった野菜のジャガイモ、キャベツ、ニンジンを使いました。玉ねぎも使いたかったのですが、無かったので使用しておりません。

 それらを火の通りやすい大きさ(1cm角、1cm幅程度)に切って、昆布、だしパック、そしてどっさりのニンニクとショウガ、鶏むね肉の皮と鶏むね肉の煮汁を入れました。

 鶏むね肉の煮汁は薄く削いで片栗粉と醤油、酒、みりんを1:1:1で混ぜたタレに漬けたものです。これをチャーシュー代わりにしました。

 これらを適当に煮込んで柔らかくなったら、後はだしパックを取り出して全部をブレンダーでポタージュ状にします。

 後はこれにウェイバーを足してラーメンの汁にするには薄い位の味付けにして完成です。

 本当は塩味を一切入れないで、煮切りを別に作るべきなのですが、煮切りとスープを別にするのは煮詰まって味が濃くならない為の措置です。
 つまりは家でやる時は煮切りを別に用意しないでも大丈夫です!
 そのまま味付けしてOKです!

 ただし、後述する理由から味を濃くすると大変なので、塩味だけは後で足すようにした方が良いです。

実食

 これに肉のハナマサで買った太いつけ麺用の麺と半熟煮卵を入れて実食です。

 味は……うん、濃厚ドロドロラーメンです!!

 ガッツリと効いたニンニクと出汁の旨さが麺に絡んで最高です!
 下手な店よりもドロドロ濃厚です!!

 あと家でラーメンを作る時は麺とか具材とかを入れるとスープが冷めてしまう事があると思うのですが、これはドロドロのポタージュ状なので最後まで熱々で楽しめました。

反省点とポイント

 やはりネギ類を入れなかったことによるコク不足は否めなかったです。
 あとジャガイモを入れすぎるとドロドロになり過ぎるので、一人前で小さめのを1/2程度の量かそれよりも少ないくらいで十分かと思います。

 そしてドロドロでニンニクのパンチが効いて旨いのですが、二郎のようなこってりさは出せていませんでした。これは間違いなく脂不足によるものです。

 ドロドロと旨み、そしてパンチはニンニクと野菜のポタージュで十分に出せますが、こってりなコクは豚の脂でしか出せないのでより二郎系のこってりに近付ける為には豚の背脂を入れるのが良いかと思います。
 これも角切りにしてブレンダーにかければ乳化と同じようなことが出来るかと思います。

 豚の背脂は肉のハナマサの冷凍コーナーにありますが、入手が難しい場合は豚バラブロックの脂の多いので代用出来るかと思います。

 そして「味付けを薄めにする」と書きましたが、これはラーメンスープが余った時の備えです。

 スープは想定以上に出来ることが常ですが、毎食ドロドロラーメンを食べるのはキツイです!

 なので薄めに作って、余ったらカレーとかにするのがオススメです。

 現に私は4杯ラーメンを作って余ったので、残りはカレーにして食べています。
 カレーも4杯出来ています。

最後に

 今まで作った中で一番簡単に出来て、一番濃厚さが出せたラーメンじゃないかと思いました。

 ブレンダーがあれば出来るので、ブレンダーを持て余している人は是非とも作ってみて下さい。

 それでは、良いラーメンライフをお過ごしください。

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