サブウェイ・パニック(1974)

ジョセフ・サージェント監督の1974年作品「サブウェイ・パニック」をHDリマスターBlu-rayで見た。最近のリマスターは本当によく出来ているので、あまり古さは感じなく見れる。


ニューヨークの地下鉄に、ひとり、またひとりと(ヒゲ、メガネ、帽子、コート…と)似たような格好をした人物が乗ってくるところから映画は始まる。実は彼ら、地下鉄をハイジャックして乗客を人質に身代金の要求を企む武装グループなのだ。

「飛行機をハイジャックならわかるが、地下鉄なんて…」みたいなセリフも劇中では登場するが、実際、地下鉄をハイジャックして、どのように身代金を要求し、どのように逃亡するつもりなのか?

「しかし、彼らの打ち手は全て成功している。この先、どうするつもりなんだ!?」ニューヨーク市都市交通局警察本部長を演じるウォルター・マッソーと犯人グループの知恵比べは、今見てもなおスリリングで面白く、語り口の巧さはラストの一瞬まで素晴らしい。


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