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音楽ビジネス系noteまとめマガジン

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最新の音楽業界のビジネスモデル研究から、個人のアーティストや演奏家が生きていくためのマネタイズのヒントまで、色々な角度から音楽業界について書かれたnoteを発掘&アーカイブするマ…
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2016年12月の記事一覧

音を売るのではなく体験を売るのが音楽ビジネス

昔も今も変わらないのは、場所や表現スタイルが違っても、歌や演奏を生で聴いてもらって楽しんでもらうことですが、録音してレコードとして販売するという歴史が始まってから、音楽ビジネスは大きく様変わりしました。
レコードは1870年代後半にエジソンが発明したことで知られていますが、本格的に商品化されたのは1900年代に入ってからです。

音楽を録音して販売することに対して、当時の歌手や演奏家はコンサートに

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百花繚乱の活動スタイルになる音楽ビジネス

昔はメジャーデビューというめっちゃわかりやすいシステムがありましたから、みんながメジャーデビュー=音楽のプロという認識でした。
レコード会社には資金がたっぷりありましたし、レコーディングにも宣伝にも投資ができたので、音楽業界は安定していました。
しかしCDが売れなくなったことで、音楽業界のスポンサー的な役割を担っていたレコード会社が瀕死の状態になり、それまで恩恵を受けられた人も会社も厳しい状況に追

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CDを売る時代からアーティスト自身を売る時代に変わった

レコード会社にいた頃は、ヒットして大成功を納めるという流れをたくさん見ることができました。
CDをプロモーションして「売る」システムが整っていましたし、誰々を売ったということで評価されたマネージャーやプロデューサーもいましたが、残念ながら今はその頃のノウハウを持ってしても、「売れる」ことはありません。
なぜなら、今までのシステムが機能しなくなったのと、CDが売れていた頃のプロデュース方法は通用しな

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