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地域創生・地域ブランディング界隈noteまとめ

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地域創生・地域ブランディング界隈のニュースや事例分析の他、マーケティングやデザインなど地域活性化やまちづくりに役立つnoteをまとめております。
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#コミュニティ

場づくりの考察。「自走する場」に必要ないくつかの要件について。あと、そもそもコミュニティとは?

こんばんは。藤本です。コミュニティ(共同体)が自走したと感じた出来事はある?あった場合、どうしてそう思ったの?という質問をいただきました。 コミュニティが自走するというのは、どんなイメージ?と聞きたい気持ちがそもそもあるけれど笑、自分なりの解釈でもってお答えしますね。 その前にまずぼくたちは「コミュニティ」「アソシエーション(=チーム的なもの)」「サークル」などという言葉を、ある程度区別して使う必要があるのかもしれません。 今、驚くほどにコミュニティという言葉が広がりを

子どもから高齢者まで? 「地域の居場所づくり」の盲点

最近は「子ども食堂」の取り組みなども注目され、「地域の居場所づくり」が大変さかんです。 社会福祉協議会などは、ずっと前から「地域サロン」などの居場所づくりを推進していますし、市民活動団体の歴史の中でも、そうした「居場所づくり」のはずっと行われてきました。 僕自身も、子どもたちの「居場所づくり」に20代を捧げました。 「子どもから高齢者まで、地域のみんなが来られるような場にしたい」というような考え方に、よく直面するようになりました。 すばらしいことのようですが、その考え

公園を哲学しよう!コペンハーゲンの「Superkilen」に見る、公園の知られざるチカラ.地域の問題を解決し、場のポテンシャルを最大限に引き出す.

グランドレベルという会社をつくる前に、ヤン・ゲールに会いたいと突然言い始めた代表の田中。気づけば1月のコペンハーゲン。毎日、極寒の日々でしたが寒さを吹き飛ばすくらい、目に飛び込むものすべての物事に興奮し続ける充実の一週間でした。そこで見たこと考えたことの一部は、これまでのいくつかのレポートで紹介させていただきました。しかし、ひとつまだお話していなかったある公園の話があったのです。 それが「Superkilen」(スーパーキーレン)という公園(photo=Comrade Ki

100年前、7000以上のベンチによって繁栄した街があった!ベンチで育くまれたシビックプライドが、現代の市民をも突き動かす感動の街・セントピーターズバーグ。

追記2017/9/21:2017年9月1日、グランドレベル会社設立1周年を記念して、「JAPAN BENCH PROJECT/TOKYO BENCH PROJECT」を立ち上げました。ぜひこちらのサイトをご覧ください。 http://japanbench.jp/ とってもお久し振りです。今日から「ベンチ研究家」も肩書きに加えたいと思います。グランドレベルの大西です。今回はとんでもないベンチのお話です。調べてた限りほとんど見当たらないので、日本ではそれほど知られている話では

「喫茶ランドリー」はどうしてヤバい?市民の能動性を引き上げ、受け入れる。グランドレベルの壮大な実験がはじまりました。

グランドレベルの企画・運営で、昨年2017年12月にプレオープンし、2018年1月5日にグランドオープンした、ちょっとだけ話題となっている「喫茶ランドリー」は、ただのランドリーカフェではありません。そこには、0歳児から高齢者までの、たとえばこんな自由な使い方、過ごし方が展開されています。 代表の田中がグランドレベルという会社を設立したのが、2016年9月。それ以前から会社設立の話は方々にしていたところ、設立前にも関わらず相談ごとを持ってきてくださったのが創造系不動産でした。