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「これは発熱かしら?!」からはじまったデータ利用

「○○℃だと発熱?」

保健室の先生からこんな相談をもちかけられたことがあります。
「この子は発熱しているといえるでしょうか」
新型コロナ感染症が猛威を振るい、学校の運営には「体温の管理」が追加されました。でも、どうしても困るのは「本当に発熱している」といえるかどうかでした。基準となる「平熱」を意外と誰も分からないということでした。確かに、世間的には平均して「平熱は36.5度付近」というものはありますが、個別に見たときには36.5℃が平熱とは限りません。37℃が平熱だということも多くあります。

データ利用をはじめてみた

そこで、GIGAスクールで子どもが毎日取り組めるようにFORMを作成し、毎朝5分程度時間がかかりますがデータ入力をしてもらうようにしました。
入力さ

れたデータはデータサーバへ。データサーバから学校のローカルファイルへスケジュールされてダウンロードされ、誰もが見られるようにしました。

スライサーを追加することで、子どもの週・月・年単位での平熱を知ることができました。子どもが保健室に来室したときに、「今日は少しお熱があるね」と自信をもって言える保健室の先生の顔が満足そうでうれしかったです。

保健室の先生もにっこり

学校は、これからもっとデータ利用を進めて「働きやすい環境作り」をしていけるとよいですね。



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