情報技術の視点で20世紀の海軍史を捉え直すNetwork-centric Warfare(2009)の紹介
ネットワーク中心の戦い(network-centric warfare)とは、遠く離れた離れた部隊を広域的な通信ネットワークで結び、部隊間の情報共有、状況の変化への即応性の向上、迅速な指揮活動などを目指す構想です。1990年代に提案された構想であり、アーサー・セブロウスキー(Arthur Cebrowski)とジョン・ガルストカ(John Garstka)が提唱者として知られていますが、研究者のノーマン・フリードマン(Norman Friedman)はこの構想の発達をより広い