ソ連の立場で冷戦の歴史を辿ったA Failed Empire(2007)の紹介
ウラジスラフ・ズボクの著作『失敗した帝国(A Failed Empire)』(2007)はソ連の視点で冷戦の展開を捉え、その時々のソ連の指導部がどのような意図を持っていたのかを明らかにした歴史学的研究の成果です。ソ連の首脳部における政策論争の記録から個人の日記までが幅広く検討されており、その成果に基づいてスターリンからゴルバチョフに至るまでのソ連の歴史を通観しています。
Zubok, V. M. (2007). A Failed Empire: The Soviet Uni