なぜ戦争で民間人が攻撃されるのか?『戦争で民間人を標的にする』(2008)の紹介
国際法では戦時であろうとも軍隊が敵国の民間人を意図的、計画的に攻撃し、殺傷することは容認されていません。それは倫理的、道義的に避けるべきことだと見なされています。それにもかかわらず、現実に戦争では多くの民間人が意図的に攻撃目標とされており、それによって命を落とすことも珍しくありません。ジョージ・ワシントン大学のAlexander B. Downes教授は『戦争で民間人を標的にする(Targeting Civilians in War)』(2008)の中で、民間人を標的とした攻