第二次世界大戦の兵士の社会心理に迫る古典的な業績『アメリカ兵』(1949)の紹介
1945年8月、第二次世界大戦が終結を迎えると、アメリカ社会科学研究会議(Social Science Research Council, SSRC)は約500,000名のアメリカ兵を対象とした大規模な実態調査に乗り出しました。
その目的は戦争に参加した兵士の社会心理を解明することであり、サミュエル・ストーファー(Samuel Stouffer)などの研究者が中心となって、『アメリカ兵(The American Soldier)』(1949)で成果をまとめています。軍事社会