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「キャリア・パスポート」ってよく聞くけど、なんだっけ?

最近、『キャリア・パスポート』とよく耳にします。
なんとなく、名前だけ知っていたが、詳しくは知らないって方多いのではないでしょうか。僕もその一人です。

今日は、5分で知った気になれる教育用語!『キャリア・パスポート編』をお送りします。

キャリア・パスポートって、なんぞや?

ものすごく、雑に言えば、将来、何をやりたいか・生き方・自己実現などを小中高に渡り、見通しを立て、振り返れるようにするもの。だと思います。

調べていて、思ったことですが、正直、この言い方は、どうなのかなとは思うんですけど、長い時間をかけた自己分析ツールかなと感じました。

この章、最後にキャリア・パスポートの定義をご紹介します。
(文科省『「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項』から引用)

 「キャリア・パスポート」とは,児童生徒が,小学校から高等学校までのキャリア教育に関わる諸活動について,特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として,各教科等と往還し,自らの学習状況やキャリア形成を見通したり振り返ったりしながら,自身の変容や成長を自己評価できるよう工夫されたポートフォリオのことである。
 なお,その記述や自己評価の指導にあたっては,教師が対話的に関わり,児童生徒一人一人の目標修正などの改善を支援し,個性を伸ばす指導へとつなげながら,学校,家庭及び地域における学びを 自己のキャリア形成に生かそうとする態度を養うよう努めなければならない。

なぜ、今、「キャリア・パスポート」なの?

広い意味で捉えると、「変化の時代を生き抜くため」だと思います。

詳しく見ると、一番大きな背景としては、やはり学習指導要領ではないでしょうか。「総則第3章第4節1の(3)キャリア教育の充実」に書かれてあることを3つにまとめてみました。

①進路に関係する内容が存在しない小学校において、順序立てて行われてこなかった。
②単発的に、職業調べや夢を持つことだけに留まっており、振り返りがなかった。
③「働くこと」への現実や必要な資質・能力の育成が軽視されていた。

これらを解決する、手段の一つとしてキャリア・パスポートがあります。

「キャリア・パスポート」は何をやるの?

ポートフォリオ(評価のツール:レポートなどをファイルからいつでも見れる状態にする)でまとめることを行います。

簡単にまとめますと、年度始め(学期はじめ)に目標・手立てなどを用紙に書き、年度終わり(学期終わり)に振り返りを行うということです。

もちろん、中間リフレクション(振り返り)も必要です。

また、これら書いた資料は、小学校入学から高校卒業まで見れることができるので、成長した実感を持つことが期待されています。

「もっと詳しく知りたいよ」って方は、下に文科省のリンクから例示資料が載ってますので(というか、それが具体的なので)そちらを参照してください。

ここまで読んでくれて。

タイトルにあるとおり、まず、5分間お疲れ様でした。そしてありがとうございます。

最後になりますが、僕も今日調べて、最大限間違いを伝えないよう注意しましたが、万が一、違う部分がありましたら、ご一報ください。


たけちゃん。

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