ナイゲンを終えて

こんにちは、ひろなかです。

ナイゲンの振り返りを書くと言いながら1ヶ月経ってしまいました。早いですね。
まあこのタイミングにしたのも理由があって。今回の『ナイゲン』、文化祭の展示として上演したわけなのですが、ありがたいことに学生部長賞として表彰していただきました。今日表彰式だったのでこの日にしたわけです。
個人的にはこの表彰がすごく嬉しくて、というのも今回演劇をよく知らない人にも面白いと思ってもらえるものをつくりたい、と思ってナイゲンを選んだのでそこが伝わったような気がするんです。

率直な感想。やれてよかったなって思いました。本番一週間前まだ形になりきっていなかった中、一番最後の最後、本番ですごく良くなって、とてもいいものが届けられたのは本当に安心しました。もちろん個人での課題はいっぱいあるけれど、しっかり”ナイゲン”ができたのはよかったなと思いました。

その上で演出としての本音もいくつか。

怖かったんですよ正直。
やるのが正直怖かったです。初演出で右も左も分からない。その上『ナイゲン』という作品自体が名前で注目を浴びてしまう作品だということ。半端なものにはできないし、気安く取り組めないなとか思ってました。だって人の評価って怖いじゃないですか。今後小劇場で活動したい僕は小劇場の人の意見がすごく怖かった。少なからず本家とかと比較される気もしてて。(いや冷静に考えたら本家と学生劇団を比較して観る人はいないだろって話ですけども、うぬぼれんな)でもしょうがないですか。怖かったんです!初演出だし。圧倒的なクオリティの本家を見てしまっているので。

まあうだうだ言ってもやることになったのでね。やりたかったんだし。

でも”お手本”があるとどうしても頭によぎってしまって。
本家に憧れてやることを決めてしまったが故、どうしても本家はこうだったって頭の中に出てきちゃうんですよね。でも明確に同じことをするのは嫌だなとも思っていて。うーーーーんってなっていました。最終的に、オリジナルにするなら真似てから色をつける方がいいので諦めて本家を意識しつつ自分の演出をつけることにしました。とか言いつつ、言語化がすごく下手で、各キャラの解釈が自分の中でなかなかまとまらず浮かんで来ず。役者の人たちにたくさん助けてもらえてなんとかやれました。

しんどかったです。本当にしんどかったです。
役者と演出を兼ねるのは初だし、文化祭の運営との窓口でもあったし、何を思ったか自分で宣伝美術までやって…。完全にキャパオーバーでした。仕事を人に任せるのが死ぬほど苦手でした。その結果割とボロボロでした。正直何回か辞めたいなって思ったんです。きつすぎるもたないって。病みそうだった、いや病んでたかもしれないです。本当にね、助けてくれる人がいるのはありがたい。

もう演出なんか絶対やんねえって思ってたんですけど、終わってみたらやってよかったな、またやろうってなっていました。達成感がね、すごかったんですよ。
もちろん1人でできたものではないし、色んな人に助けられてできたものではありますが、それでも「自分がつくった作品!!」と言える。言いたい。それくらい2ヶ月間全てを注いだのでいいものになって本当に良かったなと思います。

まとまってない…どうしよう…!
とにかくやれてよかったんです!色々あったけど!うん。大きな一歩だなぁと思います。
一緒につくってくれた人達本当にありがとう。


今日はここまで。
読んでいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?