見出し画像

フランス、中国、ロシア。アフリカが選ぶのはどこ?

July 31, 2023

Transcription

European Commission President Ursula von der Leyen says the European Union aims to strengthen ties with the Philippines on security at sea.

In China, flooding in the northeastern province of Hebei causes 55,000 people in the city of Baoding to be moved for safety reasons.

In Lebanon, deadly fighting continues for a third day between Islamists and supporters of the Palestinian president in a Palestinian refugee camp.

And in Niger, the military leader of neighboring Chad arrives in Niamey for talks with military members who ousted Niger’s elected president.

訳例

欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、EUはフィリピンとの海上安全保障に関する関係強化を目指すと述べました。

中国では、東北部の河北省で洪水が発生し、保定市の55,000人が安全のために避難する事態になっています。

レバノンでは、パレスチナ難民キャンプでイスラム主義者とパレスチナ大統領支持者との間で激しい戦闘が続き、3日目となっています。

ニジェールでは、隣国チャドの軍首脳がニアメに到着し、ニジェールの大統領を追放した軍の幹部と会談しました。

勝手に探究

ニジェールでクーデターが起こり、支持者がロシアの国旗を掲げる。これはどういうことかと調べてみました。

ウクライナ戦争がキッカケとなって、これまでの西側諸国の行動に不満が爆発している、と読めます。

実際、輸入に頼る小麦はもちろん、地元で採れる主食のキャッサバも高騰しています。

当然、内戦などから逃れた難民に分け与える食料も十分な量を確保できません。

自分たちがこんなことになっているのに、エネルギーの使用やらなんやらで国際的なルールを作っては国の発展を阻害してくる西側諸国には納得は行かないのでしょう。

アフリカ諸国が、そんな「心の隙」を突く中国とロシアになびくのも分かります。中露も資源の豊富なアフリカに魅力があって(つまり下心で)支援するのですが、それがwin-winなら否定できる筋合いではありません。

この際、アフリカの皆さんには是非、両陣営を上手に使って国民を幸せにしてもらいたいと思います。少なくとも、それによって西側諸国がアフリカから閉め出されたとしても恨みはありません。搾取が明るみになっているフランスがアフリカから拒否されているのは当然でしょう。

中露政府には、国民から富を搾取する政権には厳しく当たってもらいたいと思います。どっちもどっちかもしれませんが、フランスよりはマシと信じたい。期待してもいいかなぁ。

参考にしたページ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?