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The Worst Praise in English language is…

June 14, 2023

Transcription

At the White House, President Joe Biden meets with top American diplomats from around the world. He told the diplomats the U.S. is unmatched because of the policies they carry out.

North Korea faces legal action from South Korea, which is seeking 35 million dollars for the destruction of two buildings North Korea blew up in 2020.

In Lebanon, Hezbollah and its political allies in parliament block the election of International Monetary Fund official Jihad Azour as president.

And in Italy, people gather for the funeral of former Prime Minister Silvio Berlusconi.

訳例

ホワイトハウスで、ジョー・バイデン大統領は世界中のアメリカ人上級外交官を前に、米国が比類なき存在であるのは、彼らが実行する政策があってこそだと語りました。

北朝鮮は、2020年に北朝鮮が爆破した2つの建物の破壊に対して、韓国から3500万ドルを求める損害賠償請求を受けました。

レバノンでは、ヒズボラとヒズボラの同盟党が議会で、国際通貨基金(IMF)職員のジハード・アズール氏を大統領に選出することを阻止しました。

そしてイタリアでは、シルビオ・ベルルスコーニ元首相の葬儀に人々が集まりました。

勝手に探究

米国大統領のスピーチともなると、どんな力強く威厳に満ちたものかと思わせるのですが、バイデン大統領はちょっと違うかもしれません。

高齢であることを逆手に取って、力強さより知恵で勝負、といったところでしょうか。サービス精神に富んだスピーチのごく一部ですが、紹介します。

THE PRESIDENT: Hello, hello, hello! Please. I look around this room and think, “What the hell happened to my administration? Why aren’t you here permanently in Washington?” (Laughter.) I need help.

<大統領:ハロー、ハロー、ハロー! さぁ皆さん。 この部屋を見渡して思うんです。「私の政権に一体何があったんだ? どうして君たちはワシントンのここ(=ホワイトハウス)にいなかったんだ?」と (笑)。仕事はあるんだよ。>

外国で仕事をする大使や公使を集めて無茶を言っています。つかみはOK、といったところでしょうか。

I said I had a root canal, and the press said, “Well, is he — well, was he unconscious?” (Laughter.) Unfortunately, no, I was wide awake. (Laughter.)

<私が虫歯の治療を受けたと言ったら、マスコミは「大統領は(今)意識を失っているのか、いや、(治療中は)意識を失っていたのか」と聞いてきたんだ(笑)。残念ながらそんなことはなく、私はばっちり起きていたんだよ (笑)>

I’m sorry to push this reception back by a day, but I’m glad to be able to host all of you. I really mean it.

<(歯科治療で)この懇親会が1日延びてしまって申し訳なかったのですが、今日みなさんをお迎えできてうれしく思います。私は本当にそう思っているんですよ>

Usually, it’s the other way around. I know the worst phrase in English language is, for all of you, “The President is coming.” (Laughter.) You’re all shaking your heads. You know I’m telling the truth. Because when I show up, it’s all hands on deck. It’s like, “Oh, God, where are we going?” But we’re going to create a lot of work here along the way.

<普通は、その逆ですよね(大統領に会うなんて嬉しくないですよね)。 英語で一番嫌なフレーズは、皆さんにとって、"The President is coming "でしょうから (笑)。 皆さん、そう思いませんか? 私が本当のことを言っていることはお分かりでしょう。 私が現れると、「なんてこった、この先に何が待っているんだ」という感じで一斉に動き出んですから。 でも、道を進みながら私たちは(外交で)多くの成果を挙げていくんです>

軽妙な語り口ながら、外交官の仕事に謝意を示しつつ、さらなる働きと団結を求める。これぞリーダーのスピーチです。

首脳会談など対外的な仕事で効果的な演説をするのはもちろんですが、部下にも気遣いを見せる大統領。スピーチライターの原稿があるのかもしれませんが、自分のことばで語りかける大統領に隙はないように感じます。

高齢であること(現在80歳)で不利と噂される大統領選挙ですが、円熟味を増したと捉えればそう否定的になることもありません。人生120年時代を迎えていると考えればまだ3分の2ですし、ライバルのトランプ前大統領だって77歳で相変わらず血気盛んです。

Make America Great Again!

高齢化社会を憂慮する声は相変わらず聞こえてきますが、諸先輩方にはもっと働いてもらって気力と体力を落とさないでいてほしいものです。

え?それだと若者の仕事がなくなるって?

若者は若者らしく、時代に合わせた仕事を柔軟に見つけりゃいんですよ。新しい仕事にライバルとなるシルバー人材は少ないはず!学校の勉強は大切ですが、培った学力を単に条件のいいサラリーマンになるための手段にしないでください。そりゃつまらんわ(個人の感想です)。

元気があれば何でも出来る。元気でじいさんに負けるな!とはいえ、じいさんもばあさんも元気なんだよなぁ・・・。ありがたいことだけど。

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