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”NO ARMY”の真実

The Country With No Army

Transcription

Did you know there was a country with no Army?

“NO ARMY!” “NO ARMY!”

That’s right! This small island nation of Grenada in the Caribbean decided to let go of their army. And instead, use that money to invest in the country.

“Welcome to Grenada!”

The main source of income here is tourism. So instead of building army bases and buying aircraft carriers, they developed beautiful beaches and got yachts and cruise ships. The crime rate here is very low that the police walk around with no gun.

They also invested in chocolate production and make really good chocolate. And really good education. This island is home to one of the best universities for medicine.

If you ever wondered “How does the world look like if we do not need an army”, well, it’ll look something like this.

That's 1 minute, see you tomorrow!

訳例

軍隊のない国があるのをご存知ですか?

「軍隊はありません!」「軍隊はありません!」

そうなんです! カリブ海に浮かぶこの小さな島国グレナダは、軍隊を手放すことにしました。その代わり、そのお金で国に投資することにしたのです。

「グレナダへようこそ!」

ここの主な収入源は観光業です。だから、軍事基地を作ったり、空母を買ったりする代わりに、美しいビーチを開発し、ヨットやクルーズ船を手に入れたのです。犯罪率も低いので、警察も銃を持たずに歩いています。

また、チョコレートの生産にも投資しており、本当においしいチョコレートを作っています。そして、教育も充実しています。この島には、医学の分野で最も優れた大学のひとつがあります。

「もし軍隊が必要なかったら、世界はどのように見えるのだろう」と考えたことがあるなら、そうですね、それはこのようなものになるでしょう。

以上、1分バージョンでした。また明日お会いしましょう!

勝手に探究

世界のニュースを見ると、いつもどこかで戦争や紛争があり犠牲者や被害状況が報じられているのですが、見えないところにも多くの犠牲が払われています。

限られたリソースを軍事部門で使ってしまった結果、受けられるべき公的サービスが極めて貧弱になったり、国威発揚のために不自由な暮らしを余儀なくされるからです。

そんな現状に改めて向き合うと、今回のグレナダのように「軍を持たない」ことは、究極の選択肢であると思えます。

ただ、グレナダといえばアメリカの「グレナダ侵攻」が頭に浮かび、軍隊がなくて済むようなところだとは思われなかったので調べてみました。

すると、NasDailyの動画からでは分からない真実が!

上記はWikipediaですが、それによると、

「1983年のグレナダ侵攻後、グレナダ人民革命軍は解散され、代わりに準軍事組織としてグレナダ警察軍(英語: Royal Grenada Police Force, RGPF)が治安維持の任にあたる。この警察軍の中には特殊部隊が含まれている。海上についてはグレナダ沿岸警備隊が担当している。」

とあります。なんだか既視感があると思いませんか?これって戦後日本が自衛隊を発足するまでに通った道じゃないですか!

警察官が丸腰というのも、使えない拳銃をぶら下げているだけの日本と同じといえば同じです。

では何が違うのか。

アメリカの圧力が違うってことでしょう。アメリカは属国からのみかじめ料でシノいでいるので、経済規模の大きい国からは取り立ても厳しくなります。グレナダはまだ太らせているところかもしれませんが、日本はおかげさまでもうスッカスカです。

日本としてはアメリカを追い出して「真の自衛力」を持ちたいところですが、周辺国はもちろんアメリカもそれを許さないので、日本の軍事力は、現状維持というか、アメリカ依存を勘案すると悪化し続けているといっていいと思います。敗戦国のツラいところです。

ただ、最大の問題はそこにはなく、アメリカに取り入って国を売る連中が中枢にいるところにあります。それを国益だと真面目に考えているようにも見えるので、手に負えません。

話が逸れてしまいました。

NasDailyの視聴者の皆さん、グレナダに非武装の理想を見るなら、グレナダより安全な日本を見てください。これでいいとは思えないのですが、終わらない紛争に明け暮れるよりはだいぶマシのはずですし、細かいことに気づかなければ、日本も結構いいところですから。

4分のフルバージョンはこちら↓。やはり情報量が多い分見ごたえがあります。是非ご覧ください!


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