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医師はテロリスト 11 医師国家試験で医師のテロリスト育成を完了した

医師になるには医籍に登録する必要があります。医籍に登録するには医師国家試験に合格する必要があり、医師国家試験の受験資格を得るためにはテロリスト養成所である医学部医学科を出るのがほぼ必要不可欠です。

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医学部医学科は大学の学科ですので、文部科学省が所管しています。一方、医師国家試験は厚生労働省が所管しています。ただ厚生労働省のお役人の職業能力は基本会社員と変わりないので、実際に問題を作っているのは試験問題医院とよばれる大病院のお偉い医師たちです。

医師国家試験はマークシートによる試験のみ(2018年以降は400問)で、OSCEにような面接試験はありません。2つの合格基準点(必修8割とそれ以外7割程度)を超え、かつ禁忌肢と呼ばれる選んだら患者を殺す選択肢を3つ選ばなければ合格できます。合格率は89%台でほぼ固定されているので(2020年はコロナ情勢もあったのか93%に上がっていましたが)、実質大学入試のような競争試験と言われています。

2005年頃までの医師国家試験は過去問の丸暗記で行けました。ただ、想定外のことに対応できずとんでもないことをしでかすテロリスト医師が増えたため(大病院のお偉い医師たちはパーツドクターと呼んでいましたが)、医学的思考力を試す問題を入れ始めました。

ただ、この思考力を試す問題が解けない学生が多く合否を分ける問題と化しました。医学生の7割以上が教科書・医学書の読み込みが大得意な強化人間思考だったことから確実に点が取れる過去問特化学生が急増、過去問丸暗記で対応できる問題を全問正解しないと通らない試験と化してしまったのです

こうして過去問を全問正解するテロリストにならないと医師国家試験に合格できなくなってしまったため、本来テロリストでなかった数少ない医学生もお勉強だけが正義のテロリスト化してしまい、かえってテロリスト医師がより増産することとなったのです。

まあもっともお勉強だけが正義の期間が短ければ短いほど軽傷で済むので国家試験受験直前にテロリストになった人たちは医師になって数年もするとテロリスト思考ではなくなり立派な医師になることが多いです。ただ医師国家試験合格のためにテロリスト思考を封入されたせいでトラウマになりその後何十年経っても悪夢を見て飛び起きる経験を繰り返している医師を何人も見ています。このテロリスト教育を悪夢として認識している人はたいていテロリストをすでに辞めており危害はありませんのでご安心を。

ただこのテロリスト思考だった期間が長ければ長いほど、医師国家試験が終わると同時にほとんどの医学的知識を忘れ去ってしまうのです。しかも医師国家試験を合格してしまえば手続きをすればほぼ自動的に医師になりますので医師として就職することになります。医師として就職すれば当然他の職種より位が上なのでテロリスト行為をしても誰も注意してくれません。

こうして機械のように正確にできるところだけ打ち抜き、残りの外れ弾は一度や二度くらい人を殺しても構わないというテロリストが医師になるのです。つまり医師国家試験の合格を以てテロリスト養成を完了し、暴走するテロリストとして社会に放たれるのです

ただ、大病院のお偉い医師たちは2020年の1年間でコロナを扱ってきたので、多くの試験問題委員が医師にとって本来必要な能力とは何かが分かりつつあるようです。これもあってか、2021年2月実施の第115回医師国家試験では過去問丸暗記や医学的思考力のいらない社会一般的な状況把握能力を問う問題がかなり増えました。特に115回医師国家試験C59~C74及びF59~F74の長文問題合計30問のうち15問程度は右側ページから読めば一般の方でも解けると思いますので、余裕がありましたら是非解いてください(こんな問題これまで年5問も出なかった)。

なおこれらの問題はこのコロナ情勢で医師を急遽入れたいがために、合格点を下げずに合格者を増やすために入れたのかもしれませんから、今回一度限りの特別対応だったかもしれません。

ただ、そもそも2021年の第115回医師国家試験受験生はこれまでのテロリスト養成問題時代の勉強法でやってきているので、今回115回で問題傾向を変えたところで115回合格者のほとんどはテロリスト思考になっており、使い物になりません。

また以前にも述べたように医師がテロリストとなりコロナの院内感染を広めた原因はそれだけではありません。看護師とのコミュニケーションが取れないのです。

看護師の仕事を知るのは実習に病棟看護実習を4週間以上入れて実地で鍛えるほかありません。それを反映して医師国家試験に出題してもいいでしょうが、おそらく正答率95%以上のみんなが取れる問題になるはずです。

ただ、医師は看護師以外にもコミュニケーションが取れないのです。小学5年生なら解ける対義語・類義語問題や法令や添付文書などの読解問題を10問用意するべきではないかと(無回答・不正解は全て禁忌肢判定付きで)

そしてこれまでに医師国家試験を通ってきたのは多くはテロリストです。コロナ明けには医師が飽和する見込みなので(コロナがなくてもかねてから2030年以降は医師が飽和すると言われていた)、コロナ明けに教員免許同様医師免許を更新制にして、テロリスト医師の首をジャンジャン切り落としてほしい。小学5年生なら解ける対義語・類義語問題や法令や添付文書などの読解問題を10問用意すればテロリスト医師を20%くらい振り落とせるよ(もちろん無回答・不正解は全て禁忌肢判定付きで)。

この記事を投稿している2021年3月16日は、第115回医師国家試験の合格発表日です。今年もまた新しいテロリスト医師が生まれるのです


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