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医師はテロリスト 16 テロリストほど専門用語や略語を使いたがる

どの業界でもそうですが、地位が上の人ほど専門用語が多くなっています。

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どの業界でもそうですが、バカに負ける自称小利口ほど専門用語や略語を使いたがります。おそらくその業界にしか通用しない専門用語や略語を使うことでその業界人でいることに酔いしれたいのでしょう。「マンボウ」もその最たる例の1つです。

もっともスマートフォン→スマホのように社会一般化している略語を使う分には一向にかまいません。ここでいう略語はECGやEEGなどのアルファベット2文字・3文字略号のことを言います。

医師の場合もっとひどいとカルテを全文英語やドイツ語で書くのです。カルテは患者情報を必要な範囲で多職種で共有する目的もありますので、さすがに他の人が読めないと困ることから厚生労働省もカルテ記載で全文外国語を使うのはやめてくれとお触れが出ているのですが、医師は自分は頭がいいと思っているため修正が効かないのです(さすがに全文英語・ドイツ語カルテを書く人は姨捨山のような病院に捨てられるので医師界ですら干されるのだが)。

そもそも専門用語は暗号化することで外部に漏れないために作っています。重要人物を守るボディガードは敵から身を守るために暗号を知られてはいけませんから、専門用語を駆使しなければいけないわけです。

しかし医療界はどうでしょう?個人情報漏えい防止と言ってもそもそも手術室は麻酔下だからわからないし、病室もたかだか6人部屋だし(しかも満床なこと少ない)、そもそも患者会議は医療者しかいない密室で行いますのでそこまで個人情報を隠語にすることもないのです。

看護師でも業務に必要な専門用語として褥瘡(じょくそう)、挿管(そうかん)、抜去(ばっきょ)などは使います。そもそも医療用語が独特なのは杉田玄白のターヘルアナトミア翻訳から始まる強引に和名を付けてでも翻訳したい衝動や呉音での漢字音読みを行う慣わしからのですが、それ以上に医師にしかわからない専門用語・略語が多すぎるのです。2020年になって市中病院という医療業界の専門用語をメディアがそこそこ使うようになったけど、なぜ街中の病院に言い換えないのかわからないしちゃんと視聴者に通じているのかね。

ちなみに日本以外のアジア各国では医学書は英語ですし、専門用語も英語で覚えます。これにより専門用語が現地語に混ざるリスクが減るのです。

まあ文部科学省実施の医学部4年生と6年生に課す対人試験OSCEにて専門用語を使うと模擬患者が聞き返すか怪訝な顔をするようにしているのですが、専門用語を使うだけでは患者は死なないので大きな減点にはならないし、そもそもテロリスト養成所・医学部医学科は不正をしてでもOSCEを全員合格にさせますので専門用語を使おうがかまわないわけです。

ただ、専門用語を外部向けに使ってはそもそも暗号の意味すらなくなるわけですから、もはや何のために使っているのかすら分かりません。まあ外部向けと内部向けに器用に使い分けできればそれに越したことがないのですが(実際できる人はそうしているのだが)、多くの凡人はそんな能力がないので専門用語を平然と外社会でも使い、疎外され、陰キャのように内社会にこもるのです。

結果、専門用語を使う業界ほど外社会から孤立し、他の人たちから必要とされなくなり、業界全体が縮小し自滅するのです

もっともそれで自滅の道を歩んでいるのがテレビ業界なのですが(だってyoutuberが業界の専門用語使うわけないからね)、医療は病気になればかからざるを得ないので自然とお金が落ちるわけです。なので医師が職で食えなくなることはまずありません。

しかし、病院の中で通じる専門用語ならまだしも、それ以上に医師が使う専門用語が多すぎるので看護師ほか多職種の職員ともコミュニケーションが取れないわけです。しかも専門用語を率先して使うテロリスト医師ほど自分は頭がいい、他職種の話を聞かなくていいと思っているので看護師や日陰部署の言う感染防止のために清潔を保ちましょうなんて聞かないわけです。バカに負ける小利口が自滅するのは一向にかまいませんが、それで患者を殺すのは害でしかありません。このような業界の専門用語や略語を使う医師ほど2020年に病院内でコロナを移しまくるテロリストへと変貌したのです

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