ストレングスファインダーTOP5資質を分析してもらった話

 「ストレングスファインダー」というツールがある。
 ギャロップ社という人事系の企業が提供しているもので、自分の才能がどこにあるのかを見出すツールだ。177問の質問に答えると34の資質についてランキングを出してくれる。仕事上のスタイルや強み診断のツールは数えきれないほど存在するけれども、これが最も著名なツールだと思う。日本では記憶が正しければ2010年代初頭に勝間和代さんが紹介したあたりから知名度が高まった気がする。

 実際やってみると、非常に面白い。比較的納得感が高いのだ。
 逆に、他の人の結果を聞くと、頭をひねることも多い。そんなところに強みがあるのか?等。
 その意味では、実はチームビルディングの一環で他社理解に使うのに良いツールだな、と思う。実際、自分の部署では、相手の結果を予想したり、全員の結果を出して分析したり、とゲーム感覚で利用もしていた。

 一方で、結果は面白いけど、それを元にどう使うの?というのが分かりづらいツールでもある。才能診断というのであれば、本来それをうまく生かせれば新しいアプローチが出来るはずだ。だが、そこまでのインサイトは、テストだけでは手に入らない。
 どうすれば、このツールをよりうまく使えるのか?

 そんなことをぼんやり考えていた時に、Twitterで「無料で資質のプロファイリングを行ってくれる」という方を見つけた。しんたろうさんという副業でコーチングを提供している方だった。

 早速お願いしてみた。
 結果がこちら。左に映っている5つが私のTOP5の資質で、その掛け算から得意な行動を示してくれている。

しんたろうさんの分析

 自分の強みが、どの才能と紐づいているのか?について考えるヒントになり、非常に興味深い。

 例えば、3番目の「周りの人の強みや特徴に気付き、その経緯に興味を抱く」という傾向は、まさに自分がインタビューに関心がある理由だ。
 それはさらに分解すると、「個人個人の違いを分析し理解したい(個別化)」と「物事を過去の経緯から理解する(原点思考)」という二つの傾向から成り立っているのかもしれない。
 実際、自分がインタビューをするとどうしても「その人の個性は、どんな経験から成り立っているんだろう?」という質問に向かいがちだと感じていたりする。
 しかし、才能を5つ提示するだけで、これだけの深い洞察が出せるツールというのは、中々すごいと思う。全て当たるかは分からんけどね。

 恐らく、更に深い自己理解にも使えるだろう。
 例えば、数回に分けてコンサルティングを受けて、自分の過去の経験と才能をより深く結びつけていく。そうすれば、確信をもって「自分は何が得意なのか?」を言語化出来るような気がする。
 そういうアプローチも面白いかもしれない

 ただ、「本当は、自分にではなく、他者理解に使いたいんだよなぁ……」とも思う。上記の傾向もそうだけど、そういう風に人の個性に深く潜れたような瞬間が、元々すごく好きなのだ。そして、自分の強みより、他人の強みにより興味がある。
 その意味では、ストレングスファインダーコーチの養成講座に行く方が、自分が望む使い方を身に付けられるのかもしれない。


 追記。
 まだしんたろうさんは募集されているようなので、興味がある方は是非どうぞ
 ちなみに、ストレングスファインダーは下記の本についているクーポンで受けられます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。とても嬉しいです 頂いたサポートで本を買い、書評を書くのが夢です!