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2022シーズン ヴィッセル神戸 選手紹介 FW編


はじめに

ヴィッセル神戸はここまでリーグ戦は未だ勝ちなし。
監督交代も行ったヴィッセル神戸ですが、火曜日からはACLの予選も始まります!
目に余るほどの不調ぶりで、選手紹介を書くモチベーションを保つことが出来なかった私ですが、ここからのヴィッセルの巻き返しに期待しながら、FW編の選手紹介を書いていきます!



#11 ボージャン・クルキッチ 
〜円熟味をみせるかつてのスペインの至宝〜

イニエスタやサンペールと同じバルセロナのカンテラ出身のストライカー。

バルセロナのカンテラ時代は通算900得点を記録し、あのリオネル・メッシ(現PSG)を超える新たな天才として期待され、07-08シーズンでは17歳ながら公式戦31試合で10得点を記録。しかし、その後はキャリアはなかなか上昇せず、世界各地を転々と渡り、昨季途中で神戸に加入。

プレーのクオリティがどれほどのものが一部では心配されていたが、神戸加入直後となったホームの浦和戦で見事なミドルシュートでネットを揺らし健在ぶりをサポーターにアピールした。

右足のキックのパンチ力はJリーグ屈指で、更にはサッカーIQも高いため、相手の意表を突いたスルーパスも出せるアタッカーとして模範的な選手である。神戸の地で更に円熟味を増したプレーに期待したい。



#10 大迫勇也
〜半端ない日本の絶対的なストライカー〜

高校時代の全国選手権での爆発やロシアW杯での決勝ゴールなどの華々しい活躍で、今や日本国民の誰もが知る「半端ない」ストライカー。

神戸に来る以前にプレーしていたドイツ1部のブレーメンではなかなかストライカーとしてのプレーのチャンスをもらえていない中、昨季途中に絶対的ストライカーとして神戸に加入。

相手を背負うポストプレーでのキープが注目されがちだが、相手を一瞬で剥がす巧さはイニエスタに通ずるものがあると筆者は考えており、試合中も度々いい連携でチャンスを演出している。

神戸でも屈指の「勝者のメンタリティ」を持つプレーヤーで試合中に雑なミスをした味方を叱責し、チャンス時にはサポーターを煽るなど背中でチームを引っ張っている。数シーズン前の神戸に在籍したポドルスキのように熱くチームを引っ張ってほしい。


#11 武藤嘉紀
〜代表返り咲きを狙う万能ストライカー 〜

その身体の強さやスピードに決定力とストライカーにとって必要な要素を高いレベルで持ち合わせる万能ストライカー。

2015年からドイツ1部のマインツやイングランド1部のニューキャッスルでプレー。マインツでは3シーズンで公式戦23ゴールし、ステップアップ移籍となったニューキャッスルではあのマンチェスターユナイテッドからゴールを決めたものの、怪我の影響で振るわず低迷。

しかし、昨シーズン久々に復帰したJリーグでは圧巻のプレーを披露。途中加入で5ゴールを記録するなどチームの3位躍進に貢献。しかし今期はアウェイのマリノス戦で怪我を負い、現在は離脱中で早い復帰が待たれる。

近年、神戸の選手で増えた「さわやかイケメン」の代表的な選手。セレッソ大阪の女性ファンの「セレ女」やプロ野球オリックスの「オリ姫」のような女性ファンの存在が神戸に出てくる日も近いかも?




#21 藤本憲明 捲土重来を期す生粋のワンタッチゴーラー

2019シーズン開幕当初、大分で爆発的なゴールラッシュを見せ、シーズン途中神戸にに加入して早3年が経過。ここまで印象的なゴールもありながら、定位置確保までは至っておらず、昨年は清水にレンタル移籍するなど近年はやや苦しんでいる印象。

決して組み立てに関わるのがうまいタイプではないが、一瞬の動き出しでフィニッシュに絡む技巧派プレイヤーで、チームが組織的であればあるほど活躍するプレイヤーである。

現在はトレーニング中に全治6〜7ヶ月の大怪我を負ってしまい長期離脱中。
しかし、かつて3部から這い上がったメンタリティでリハビリに励み、持ち前の明るさでSNSでポジティブな投稿をするなど離脱中もチームを盛り上げている。
1日でも早くゴール後のNポーズを掲げている彼の姿を見たいものだ。


#29 リンコン
〜ジャパニーズドリームを目指す王国の技巧派ストライカー〜

柔らかいボールコントロールを活かした落ち着いたプレーで観客を魅了する、元U20ブラジル代表のストライカー。

前所属のフラメンゴでは違約金に約50億円を設定されるなど将来を嘱望されていたが、メンタル面での弱さやクラブw杯決勝のリバプール戦のプレーなどでクラブに干されてしまい、昨シーズン途中に神戸に加入した。

スピードや瞬発に優れたタイプではなく、間合いを外すドリブルや相手を引きつけるポストプレーやポジショニングで違いを作るかなりの技巧派で、年齢に見合わない落ち着きをピッチで表現。先日のメルボルンとのACLプレーオフでは決勝点を記録するなど貢献度は日に日に増すばかり。

母国で過ごすシーズンオフではまさに「パリピ」と呼ばれるような姿をSNSで頻繁に投稿。神戸サポーターを心配させたものの、今期はその心配を忘れさせるプレーを連発。大爆発に期待したい。



#41 小田裕太郎
〜next古橋になれるか、淡路が生んだスピードスター〜

神戸ユース出身で現在U22の日本代表にも選出されている神戸の未来。

プロ1年目の2020シーズンから当時のフィンク監督から積極的に起用され、スピードを活かしたスケールの大きいプレーでサポーターからの注目を浴びて早2年が経過。

今シーズンは開幕当初からチャンスを貰いながらも、未だノーゴール。圧倒的なスピードでシュートチャンスまでは行くものの、ゴールを決めることが出来ず歯がゆい結果に終始している印象だ。

現在は負傷中だが、サイドからスピードに乗って切り込めるプレースタイルは現チームでは稀有な存在。
ロティーナ新監督やイヴァン新ヘッドコーチの指導によって、その特大のポテンシャルを開花して、かつてのチームの顔だった古橋亨梧(現セルティック)のような存在になれるか。
勝負となる今シーズンの飛躍をサポーターは待ち望んでいる。


終わりに

いかがだったでしょうか。
神戸のFWの選手は個性的でありながら全体的に技巧派の選手が多く、さらには国際経験のある選手が多いので頼もしいなと改めて感じました!

リーグ戦では未だに勝ちがありませんが、ACLでロティーナ監督の戦術を浸透させ今後の巻き返しに期待しましょう!

では

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