ミニマリズムが行き過ぎた僕の失敗とその後
2020年、僕はミニマリストだった。必要なものだけを手元に残し、無駄を徹底的に排除する。その考え方に共感し、生活も大きく変えた。でも、ある日気づいた。手放していたのは、物だけじゃなくて、僕の大切な感情や心の余裕だった。
一人暮らしのために借りた部屋はベランダ無し、お風呂場に湯船なし、少し狭くて変な形をしていたが家賃は安かった。他のミニマリストと同じく、ベッドもない、テレビもない、服も最低限しか持たない。食事は栄養が取れれば何でもいいので、蒸し野菜と蒸し鶏を作るための電子レン