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MCU映画未見でスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームを見ちゃった感想【ネタバレ】

【ネタバレ注意】本noteは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレを含みます。また、一応、『Marvel's Spider-Man』(PS4版)と、『スパイダーマン:スパイダーバース』のネタバレが出てくるので、ご注意ください。

こんにちは、たけしんです。表題の通り、MCU映画未見の状態でうっかりスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(以下NWH)を見てしまいました。ポジティブに考えればめちゃくちゃ貴重な経験なので、せっかくだから感想を書こうと思いました。感想なのであんまりまとまってませんが、それでも問題なければお読みいただけると幸いです。

はじめに

「MCU見てないのになんでNWH見ようと思ったの?」

という点については、以下のとおりです。(散々指摘されました……)

以上です。スパイダーマンを見に行こう!と思ったらアベンジャーズでした。驚きです。「下調べしろ」と言われると、結果論でいうとそれが正解でしたね……でも、「ネタバレを気にするなら公式のリリースも警戒しなくてはならない、見ないほうが無難」というのが仮面ライダーを追っていたたけしんの経験則だったので、主観的には不幸な事故というしかないです。

「じゃあスパイダーマンの何を知っていたのか」

ではスパイダー・エクスペリエンスについて書いてきます。まず、PS4のスパイダーマンはプレイ経験があります。めちゃくちゃおもしろかったです。たけしんの中の「標準的なスパイダーマン」は、PS4版のスパイダーマンとなっています。もしやってない人いたらめちゃくちゃ面白いのでぜひやってみてください。おすすめです。

また、前述の通り、スパイダーバース(映画)は履修済です。ペニー・パーカーちゃんめちゃくちゃ可愛いです。とにかくペニー・パーカーちゃんが可愛いです。あとスパイダーグウェンもかなり可愛いと思います。

前述の2作品にはたけしんにとって重要な共通項があります。「東映版スパイダーマンと若干関連性がある」ということです。実はたけしんにとって一番大事なポイントは東映版スパイダーマンです。とはいえ、東映版スパイダーマン見たことないし、ネットミームくらいでしか知らないし、スパイダーバースも映画版には東映版スパイダーマン出てこない(漫画版には出てくる)んですが。

まとめると、たけしんは東映版スパイダーマンのにわかオタクで、PS4版スパイダーマンとスパイダーバース(映画)だけ履修済でした。

NWH感想(まとめ版)

ではスパイダー・感想を書いていきます。

良かったところ

まず、なんかよくわかんないけどいろんな歴代の人が出てきてよかったです。PS4版で見た!って人とか、特にグリーンゴブリンがPS4版で出てこなかったのが残念だったので実物が見れてよかったです。それに、ドクター・オクトパスが平和的解決でよかったです。PS4版のドクター・オクトパスがああやって救済される世界線が見たかった…!でも今回のやつが救われてよかったです。

この世界線でのJ・ジョナ・ジェイムソンが見れたのも個人的によかったです。あの人とデイリービューグル好きです。PS4版でもすごいいい味が出てましたね。この世界のJ・ジョナ・ジェイムソンもいい味が出てます。

見たことない敵?の人(砂の人、トカゲの人)も見れてよかったです。スパイダーマンの歴史を感じました。スパイダー1,2の人に関しても、「(スパイダーマンはいっぱいいるとおもうんだけどなんで3人だけなんだろう)」と思ってましたが、それはそれとして、別に知らなくてもいいことっていう感じだったので、良かったです。ファンサービスしてますよ!っていうアピールだと感じました。ファンサービスしない作品よりファンサービスする作品のほうが好感触です。(その後知ったのですがあれは無印スパイダーマンシリーズとアメイジング・スパイダーマンシリーズのやつらしい?ですね。機会があったら見てみます)

映画自体の完成度も高く、内容は間違いなくよかったです!すごい面白かったです。なんか映画の勘所みたいなのがあって高そうな映画はそれがすごい丁寧に抑えられてていいですよね。展開が予想できてしまうっていう面もありますが、つまらないよりは若干ありきたりなストーリーのほうが面白いです。今回のストーリーがありきたりって思うのは東映特撮に鍛えられすぎてるからの可能性はありますが。

今回から入った身としては、ネッドくんのキャラが大好きなのでもっとネッドくんが見たいっていうのと、MJのキャラクターが強くて面白かったです。ネッドくんは先代スパイダーマンとの絡みもほんとよくて好き。もっとネッドくんちの活躍がみたいです。おばちゃん?もよかったですね。大好きです。

もちろんスパイダー・共闘はめちゃくちゃよかったし、それぞれの個性が生かされててよかったです。強いて言えばアメイジング・スパイダーマンだけなんかキャラ薄くなかった?今どきのスパイダーマンはアベンジャーズに所属してるのをアピールしてたのは好きです。やっぱり新旧ヒーローの共闘は燃えますね!ただどれがピーター2でピーター3なのか見ててわからなかったです。

良くなかったところ

これアベンジャーズじゃねえか!!先に言ってよ!!(マジギレ)

全く下調べしないで見に行ったたけしんが悪いんですけど、なんだか知らん事件が発端になってるのはストレス感じるけど良いとして、全然スパイダーマンと関係ないドクター・ストレンジさんがメインとして活躍してるのは普通にムカつきました。かっこよかったけど。でもスパイダーマンじゃないでしょそれ!でもネッドくんが指輪つかったり、ネッドくんをミスターマントが助けてるのはよかったです。もっとネッドくんを活躍させてくれていいですよ。

ドクター・ストレンジに関しても前作の事件に関しても、作中に説明があれば全く文句ないんですが、作中に説明がないのがほんとにストレスでした。説明してよ。「当然知ってるよね?」みたいな空気感で進むの何?スパイダースーツ周りもそうでした。

あとキャプテン・アメリカの盾つけた女神像もギャグかと思ったら本当にキャプテン・アメリカの盾つけてたよ。アホか。しかもキャプテン・アメリカの盾を決戦のバトルフィールド扱いにするな。いや面白いけど。

で、これはたけしんが知らないがゆえの不満なんですが、どうやらアイアンマンとキャプテン・アメリカは存在する世界線っぽいのでアベンジャーズらしいけど、ドクター・ストレンジ以外のヒーローがでてこないのはそれはそれで何なんですかね?追ってきた人ならわかるのかな?と思うんですが、今回初見だったので、なんか話の都合で出てきたり引っ込んだりするのか?みたいに感じてました。ドクター・ストレンジいるし。これも一言説明があればよかったんですが……。

あと、スパイダーマンがたくさんいるところで、誰が死んでて誰が死んでないのか?がもうよくわからなくなって、「スパイダーマンってめんどくさいんだな……」ってなりました。今回は若干しょうがないんですけど。「PS4版ってベンおじさん死んでたっけ?メイおばさんはPS4で死んでたっけ?生きてたっけ?大いなる力には大いなる責任が伴うのってベンとメイどっち発祥だっけ?」みたいなのがずっと頭の中ぐるぐるしてました。

自分が新規だからではあるんですけど、もう少し新規に優しい映画構成にしてほしかった、というのが正直なところです。先代スパイダーマンとかは主人公も知らないからストレスありません。主人公が知ってることになってるいことを知らないのはストレスでした。

あとこれ本編と関係ないんですが、自分が見に行ったのは吹替版だったんですけど、エンディングに流れた曲が自分にとってひどかったです。内容はともかくこれこの映画のあとに聞きたくないよ……って思いました。

考えさせられたところ

特に今回は新旧のスパイダーマンが揃ったのも相まって、「ヒーロー観の世代による違い」みたいなのを考えさせられました。仮面ライダーディケイドや仮面ライダージオウ、現行でやってる仮面ライダーリバイス、あるいは機界戦隊ゼンカイジャーでは、過去のヒーローが出てきます。NWHでも出てきました。

現代のヒーローは、大抵、「過去にヒーローがいた」ことを背負って戦わせれている、というのをこの映画では強く感じました。これが作劇上で若干の重荷になってる面もあるな、というのを思いました。最新ピーターが過去ピーターに同情されてるシーンとかですね。これは良い悪いではなく、今作品を作るっていうのはこういうのと向き合うことを強制させられるんだな、というのを考えさせられました。今のヒーローは過去のヒーローと同じ展開はできないんですよね。あたりまえではありますが、NWHは特にそれを強く感じました。

もうひとつ。「ヒーローの匿名性」に関してです。また仮面ライダーを引き合いに出すんですが、仮面ライダーの匿名性はどんどん下がってきていると思っており、リバイスはついに家族公認かつ家族3人がライダーであるというところまで匿名性が下がってきました。匿名性が枷になりすぎた結果諦めた(ようにたけしんが感じた)ドライブとかも同様です。

NWHでは、スパイダーマンの正体が知られたことが根幹の話となっていました。これ自体は自然なことです。途中、ドクター・ストレンジが「敵の場所は君たちがSNSとかで探し出せ」という意図のセリフを言ってましたが、こと現代社会において、正体を完全秘匿するのは困難です。

そこでNWHはどういう答えをだすのか、というのに自分は注目していたんですが、それが「魔法を使ってみんなの記憶を消す」というのは、落胆とはいいませんが、少し残念に思いました。ただ、これしかないっていうのは理解できます。「匿名性のあるヒーローの維持には魔法を使うくらいしか手がない」という結論が出てしまったこと、それに自分自身同意してしまったことが悲しかったです。

ただ、今思い返してみると、先代スパイダーマンが2回に渡って言っていた「秘密のヒーローっていうキャラが崩れる」っていうのはこれの前フリだったのかもしれませんね。あくまで個人的には、周知のヒーロー、みたいなのも見たかったです。色々制約があるので難しいと思うんですけどね。

後日譚

NWHを見た後、どうすればいいのかわからず、以下のようにツイートしました。

多い多い多い多い。無理でしょ。一方この内容は結構多数の人から寄せられており、「アベンジャーズに触れたくなかった……」という思いは強まるばかりです。履修難易度が高すぎるでしょ。怖いよ。

正直NWH見た直後よりこの辺のスパイダーマン・インフォメーションを洪水のように叩きつけられていたときのほうが混乱しました。「何も履修してないほうが悪い」みたいな意見も別方向から観測してショック受けてました。そうなるの!?

ただ、以下のようなツイートもいただきました。

なるほど。色々な意見をまとめてみたんですがとりあえずコレで問題ないみたいです。たけしんが好きになったネッドくんはこの二作にしか出てこないみたいだし。たけしんスパイダーマンは好きだけど他のヒーローはそんなにだし。

というわけで、今後、『スパイダーマン:ホーム・カミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と、スパイダーマン1-3、アメイジング・スパイダーマン1,2は見てみようと思います。余裕があったら。

そして、もし見たそれがまたアベンジャーズだったら。その時、また改めてキレながらnoteを書くでしょう。たけしんの今後にご期待ください。

あとがき

というわけで『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』すごく面白かったです。急にMCU世界を投げつけられたのはキレてますが内容としては今までのスパイダーマンの集大成っていう感じで、スパイダーマンあんまり知らない身でも面白かったので、万が一未見の人がいたら見てほしいな~って思います。MCU未見でも映画は面白かったですよ。

今回試験的に映画感想を書いてみました。続くかどうかはなんとも言えません。今後にご期待ください。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。また次回があればよろしくおねがいします!

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