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【最大50%OFF】シリーズ全作刊行記念 最新刊「美しき血 竜のグリオールシリーズ」発売 竹書房SF文庫フェア 電子書籍ストアにてセールがスタート!!

「竜のグリオールシリーズ」全作刊行を記念して、電子書籍ストアにて竹書房のSF作品のセールを開始します!!
じつは竹書房、8年ほど前からずっとSFを出し続けています。
「竜のグリオールシリーズ」だけではなく、面白い作品がまだまだたくさんあります。
そんな面白いSFをもっとたくさんの方に知ってもらうために、電子書籍版をお手頃な価格にディスカウントしております。
この機会にぜひ竹書房のSFを読んでみてください!

・セール期間
2023/10/31(火)~2023/11/13(月)

・セール内容
期間中対象の電子書籍が最大50%OFFにディスカウント
※詳細については各書店・サービスにてお確かめください

【参加電子書籍ストア(順不同、敬称略)】
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ほか

■セール対象商品の一部をご紹介

その巨竜は、すべてを狂わせる。

「グリオールはここにいるのです、陪審員のみなさん。そして裁判の経過を見守っています。直接かかわっているかもしれません。ご自分の心をのぞいてごらんなさい。彼の視線を感じないと言い切れますか? そしてこれが──」検察側の机から〝始祖の石〟を取りあげる。「これが竜の眼でないと言い切れますか? 検察官はこれをただの石だと言うでしょうが、これはそれ以上のものなのです」

『竜のグリオールに絵を描いた男』より「始祖の石」

全長1マイルにもおよぶ、巨大な竜グリオール。数千年前に魔法使いとの戦いに敗れた“彼“の心臓は止まり呼吸も途絶えたが、精神の動きはおさまらず、人間に悪い影響をもたらすと言われていた・・・・・・ 。“彼“の体はもはや動けず、草木と土におおわれ川が流れ、その上には村ができていた。

奇想天外な方法で竜を殺そうとする男の生涯を描いた表題作、グリオールの体内に囚われた女が見る異形の世界「鱗狩人(うろこかりゅうど)の美しき娘」、巨竜が産み落とした宝石を巡る法廷ミステリ「始祖の石」、初邦訳の竜の女と粗野な男の異類婚姻譚「噓つきの館」。 ローカス賞を受賞したほか、数々の賞にノミネートされた、異なる魅力を持つ4篇を収録。動かぬ巨竜を“舞台”にした傑作ファンタジーシリーズ、日本初の短篇集。


明日、あなたはこの世界に迷い込むことになるかもしれない――。

同級生の下手な絵を見ているとひどく苛ついた。せめて自分は最高のものを描こう。他の生徒たちが飽き始め、どんどん雑になっていく中、僕は集中して大きなアゲハ蝶を描いた。その一羽が完成する頃には周囲の作業はすべて終わっていた。時間はかかったけれど、納得のいくものが描けた。同級生たちが見にきて、口々に褒めそやした。でも、喜びは覚えなかった。むしろ他と比べられるのは礼を失しているとさえ感じられた。僕は手についた塗料を落とすため校舎に戻ることにした。
 完成した花畑を眺めながら歩く。不揃ぞろいでみっともない壁画だ。若さや元気の良さだけでごまかそうとしている。こんなもので学校や地域が楽しくなるはずがない。
 どきりと心臓が脈打ち、足が止まった。
 何だこれは。
 そこに描かれていたのは黄金の蝶だった。

「黄金蝶を追って」より表題作

絵の才能を自負する中学生の僕、尾中はある日「黄金蝶」の絵を見つける。生き生きとした「黄金蝶」の絵には秘密があった。(表題作)

もしも日曜の次の日が“自分だけの一日”だったら?(「日曜日の翌日はいつも」)買ったマンションに前の持ち主が“同居”していて毎日規則正しい生活を送っていたら?(「ハミングバード」)海外でも高く評価された「ハミングバード」他、あたたかな筆致で描かれる、誰も見たことのない日々。不思議のきらめきと日常の素晴らしさに浸れる短篇集。

仕事仕事仕事ください……。

意のままになる奴隷を求めた男の前に現れた“やつ”は仕事を求め続ける……。表題作ほか、不思議で哀切なる猫SF「ピーや」、恋人との会話がどんどん食い違ってゆく「信じていたい」、戦争の傷痕を異様な迫力で描く「酔えば戦場」などに加え、第一長篇『燃える傾斜』の原型となった「文明考」などの初期未収録作3篇を収録。
読めば世界がずれてくる、ぶれてくる。気づいたとき、あなたはすでに別世界。現実と幻想の狭間に迷い込む傑作短篇集。
まずは一篇、踏み出してみませんか?


みんなにも読んでほしいですか?

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