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病気のもと①「生活習慣」

肺ガンステージ4なった経験から、僕がどうして癌に、しかもいきなりのステージ4なんてになったのか、自分なりに振り返ってみたいと思います。

いくつかの原因はあると思いますが、その一番分かりやすいものは生活習慣です。

つまり、身体にストレスをかける生き方をしていたという事です。

毎朝7時半に家を出て、昼間は多くの場合、大勢の初対面の人たちの前でコミュニケーションやリーダーシップなどの企業研修をして、夕方からはボクシングジムへ。

そこでは、僕が指導するプロ選手のために、まず自分が約1時間ほどトレーニングをして技術や動きを確認、そしてそれをベースにプロ選手の指導。

帰宅するのは毎日10時半ころ。

そこからニュースを見ながらご飯を掻き込み、ざっとシャワーを浴びて寝るのは12時半から午前1時ころでした。

そう、僕の回復力ではこの睡眠時間では足りなかったのです。

身体を回復させるために、黄金の睡眠タイムというのがあります。

1日の活動で傷んだ細胞や内臓器官、そしてDNAを修復し、胃腸に入っている食べ物を効率よく、気持ちよく消化して、全身に栄養を運んでいくための大切な時間です。

それは、午後10時から午前2時までと言われています。

人間の身体の仕組みは、過去数万年の間に作られたものですから、そういうサイクルがインプットされているのでしょうね。

そう、僕はそんなことも知らずに、毎日をあわただしく、そして追い立てられるように生きていました。

あのころは、その生き方が「やってる感」を感じさせてくれていたので、充実感もそれなりに感じていました。

とにかく、走り続けていたわけですね。

他にも考えられることは、糖分の取りすぎ。

身体をかなり動かしていたこともあり、糖質依存症になっていたのではないかと思います。

シュークリームをいっぺんに5個食べたこともありますし、ケーキは毎回かならずに2個は食べていました。

菓子パンもチョコとクリームの入ったものが定番。

これですね~

いまでもコンビニで目撃すると、一瞬「ああ、食べたいな」と思考が走ります(笑)。

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そして、果糖ブドウ糖液糖の入ったスポーツドリンクをがぶ飲み。

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お昼ご飯はコンビニのおにぎりと、これまた果糖ブドウ糖の入ったビタミンドリンク。(糖質ばっかりですね)

毎食、糖質をたっぷり補給していました。

ガン細胞の栄養源は「ブドウ糖」です。

ガン細胞は「ブドウ糖」以外は吸収できないのです。

僕は知らず知らずのうちに、ガン細胞の唯一の食べ物であり、大好物の「ブドウ糖」せっせと補給していたのです。

お野菜はほとんど食べず、お肉、しかも豚肉などの脂身があるものが中心でした。

カツカレーは大好物でした。(ガンになってからは一度も食べてないですね)

この食生活では、野菜不足が大きく影響していたのだと、いまなら分かります。

いまはお野菜が中心で、お肉はほんの少し。

豚や牛,は、ほとんど食べなくなりました。

それでも、ちゃんとおいしく食事は出来るんですね。

そして、もうひとつ大事なことは、体温です。

運動をしていたこともあり、僕は常に薄着でした。

靴下なんて、家では真冬以外ははいていませんでした。

それから、お風呂も毎回シャワー。

湯船につかるのなんて、1年に1回もありませんでした。

そんな時間があったら、早く寝たい…という感じです。

そう、そして常に疲れていました。

土日は会社がお休みだったこともあり、ちょっとゆっくりして体力が回復しましたが、月曜日からいつものサイクルが始まると徐々に疲労が蓄積して、週末に近づくにつれてBCAAがたくさん入ったゼリーを飲みながら、ジムに這うように、重い身体を引きずって通っていました。

これですね、ああ、懐かしい。

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ちなみに、これ、結構効きます。ポパイのほうれん草(古いか)、ドランゴンボールの仙豆(そこまではいかないか…)、みたいな感じでした。

まあ、強制的・一時的に元気になるものですから、あまりこれに依存して飲みすぎると体には良くないのは、いまなら分かります。

まあ、ずらずらと書きましたが、こういった身体に負荷をかける生活が僕のガンをつくった要因と言えると思います。

ただし、僕以上に身体に負荷をかけて生きている人、生きてきた人、すべてがガンになったわけではありません。

だから、これだけが原因ではないことは確かですが、これ(生活習慣)が原因の一つであることは、間違いないと思っています。

・睡眠不足

・食生活の偏り

・低体温

・疲れすぎ

次回は、病気の元②「こころの要因」について書きたいと思います。


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