仕事選んでないのに選ばれない

「仕事なんて選ばなければいくらでもあるだろう」と知人から言われた。
なかなか仕事が決まらない私に対してのぷち説教みたいなものだった。
こんなご時世で、なおかつうつ病で大した特技もないのだから仕事なんて選んでちゃダメだということらしい。
しかし私から言わせればそれは選べる側の人間だから言えることなのだ。

仕事を選ばないとはつまり、誰でもできる仕事しか選ばないということだと思う。
言うなれば、コールセンターや事務職などが代表される。
しかしそれらの仕事は概ね若い女性が採用される。あとは、メンタル強者のパートの女性などだ。
なぜかというと辞めづらいからだ。
「は? お前なめとると? 肉体労働でもしろや」とも言われたことがある。
だが、残念。
肉体労働も基本若い子からとっていく。
なぜなら伸びしろがあるからだ。
あとは、経験者や有資格者が優先される。
求人情報にド短期OKなんて書いていても、ド短期希望の人が採用されることはほぼないんだということをここ一週間ほどで痛感した。
ビルの清掃員などの仕事はシニアを対象としているので、30代男性はあまりお呼びでない。
っていうか、前職をやめた原因が体調不良というところで必ず向こうはひっかかる。
体調不良といくら誤魔化したところで、だいたい予想がつくものだ。

うつ病。

そんな人を雇えば、朝ちゃんと出社してくるのかわからない。いつ辞めるかもしれない。
会社側は変なリスクをとりたくない。
誰でもできる仕事なら当然健康で辞めそうにない人をとる。
それに私はかつて人を採用する側にいたのでわかるが、職場がいい雰囲気になる人を採用するのはとても大事だ。
だがしかし、「うつ病」の人を採用しても職場がいい雰囲気になるとは思わないのが普通の人の反応だ。

じゃあ誰もができない仕事。
例えばプログラミングとかブランディングとかマネジメントとかができるのかというと、そんな能力はない。
You Tubeを見ていたら「ミドルの転職なら」なんて広告が出てくるが、それは大手企業でそういう業務にしっかり従事した人が対象なのだ。
これまた私はお呼びでない。

もう疲れた。
死ぬのは来年になってからと決めたばかりなので、しばらく就職活動というか求職活動はお休みにする。


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