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🎵脳内 おもひで 音楽祭🎵・・・♪16曲目♪(2024年6月20日)

【 ナイトdeライト/シンボウ人 】

働く際に受け取る対価というのは、単に頑張っているということでもらえる努力の証ではないことについて、頭では分かっているつもりなのに、心でそれを受け止められていない自分がいます。

対価を受け取れるのは、他者に対して何らかの便益や成果物をしっかりとできなければならないのですが、そういったやるべきことを十分にやれていないのに、とりあえず頑張ったということで満足させてほしい怠惰な自分がいます。

仕事がかなり忙しくなってくると、そのような頑張っているからいいじゃないかという甘い考えでは乗り越えられない状態に陥ります。するとどんどん苦しさが増してくるものです。

そんなときに自分の心を支えてくれる曲の一つが『シンボウ人』という曲です。この曲は北海道を拠点に活動しているナイトdeライトというロックバンドのものです。

私がこのバンドの存在を知ったきっかけは、シンガポール第1期のときに早稲渋で同僚だった先生がこのバンドの大ファンで、そのお話を聞いたからでした。そしてちょうどシンガポールにツアーに来ることがあり、ライブを見に行ったのでした。バンドメンバーは4人中3人が牧師さんの息子ということで、教会を演奏会場として利用することも多く、歌詞には愛や希望がメッセージとして込められています。

小学生の頃から教会で聖書と英語の勉強をして育った私としては、クリスチャンではないものの、キリスト教や教会というものが自分にとってかけがえのないものだと感じています。

シンガポールでのライブも教会で行われました。私はバンドに会うのは初めてだったのに、彼らの歌詞に宿る愛や希望のメッセージや、教会という空間が、私に何ともいえない懐かしさを届けてくれたのでした。

今日紹介する『シンボウ人』という曲の歌詞の中でも特に、私の心に刺さっているのは次の部分です。

「いっそ乗りかけた船ならば沈んじゃうまでの辛抱だ」

苦しいなと感じたとき、曲を聴いてこの歌詞を見ていると、「請け負ったんだから、もうやるしかない」という気持ちが出てきて、もうひと踏ん張りしようと思えるのです。

「これが人生か さらばもう一度」
これはドイツの哲学者であるニーチェの言葉です。さきほどの『シンボウ人』の歌詞と一緒に私の頭をよぎるのがニーチェのこの言葉なのです。この言葉の解釈は色々あると思いますが、私は「自分の人生がどんなものであるか覚悟して、目を背けずに向き合い受け入れていくものだ」という「運命愛」と捉えています。

日々の仕事は悩んだり苦しんだりの連続で心が折れてしまいそうになりますが、その度に『シンボウ人』を聴き、ニーチェの「運命愛」を思い出して、もうひと踏ん張りという感じになっています。

今週もあともう少しで週末なので、粘りに粘って乗り切ります!

【連続投稿:1005日目】

#つれづれ   #コラム   #思い出ソング
#シンボウ人   #ナイトdeライト

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