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『ファートンいきもの記』【10】

今日の「いきもの」は≪タバコニsnail≫である。
ラオスに住む奴はとてもマナーを重んじている。もともとタバコが苦手であるが、喫煙者の一部がマナーを守らないこともあり、奴はタバコに良い印象を持っていない。そのためタバコを見ると、口を尖らせて(角を尖らせて?)、機嫌が悪くなってしまうのである。

奴の「とくしゅ(特殊能力)」は「マナー・ストライキ」である。
マナーに対する意識の高さから、歩きタバコやポイ捨てに遭遇したならば、奴はそれを許すことができなくなる。しかしそのような正義感はあっても、マナーを守っていない人を注意しようとして怒りを実際の行動につなげられるような力強さを持っていないことを奴は自覚している。また力による意思表示は、問題の根本を解決しないことも分かっている。奴はマハトマ・ガンディーを尊敬していて、彼が展開した「ハンガー・ストライキ」のような非暴力の抵抗運動の大切さに共感をしている。だから奴は、家に閉じこもり、食事や外出などを自粛して非暴力の形でマナーの大切さを訴えるのである。その意思の強さは尊敬するガンディーに勝るとも劣らず、長期間ストライキを続けられるスタミナも持ち合わせている。

#マイマイ #ラオス #ガンディー #ストライキ

(以下で、今日のいきものをスライドで紹介)

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