見出し画像

❖親切心?おせっかい?❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2021年12月29日)

(長さも中身もバラバラ、日々スマホメモに綴る単なる素材、支離滅裂もご容赦を)

◆親切心?おせっかい?◆
私が毎日投稿を続けているのを近くで見ていて、大変だと思ったのだろうか。奴は私がこれから作成しようと思っていたパワーポイントのスライドに近づいてきた。そして、パソコンの画面を指差すのである。まるで、パソコン操作になれた「先輩」が「後輩」にアドバイスするかのように。そうして「先輩」のアドバイスが始まった。スライドの上部を指差して、この文章はもっと短い方が良いとか、色使いはもっと工夫した方が良いとか、そんなアドバイスを大袈裟な身振り手振りを交えて、こちらに一生懸命に伝えてくれた。「先輩」は画面の端から端へとダイナミックに動いて伝えてくれた。

こう言った先輩からのアドバイスは大変ありがたいことである。間違いなく「親切心」に基づいたものである。ただ熱が入りすぎると、アドバイスは指導に変容していく。そしてその指導が延々と続き、終わりが見えないことも結構ある。この「ネバーエンディング指導」が始まると、後輩からはなかなか切りどころを申し出ることは難しい。「なるほど」「分かりした」「ありがとうございます」といった言葉を示すことで、先輩が区切りを意識してくれれば良いだが、その言葉で余計に嬉しくなってしまったのか、質問したわけでもない内容まで発展して教えてくれることもある。この場合、感謝の言葉は消火剤ではなく、逆にガソリンの役割に果たすことになってしまう。また、失礼とは知りつつも、時計を確認したり、スマホを取り出したりといった明らかな「終わってほしいサイン」で、先輩に区切りを意識してもらうこともある。このサインすら無力化してしまう溢れんばかりの親切心で、指導の勢いが止まらない先輩もいらっしゃる。

私の目の前にいる「先輩」の指導も延々と続いた。そろそろキーボードを使って作業を進めたいのになと思って、「分かりました」と伝えてみたり、時計をチラチラ見たりしてみたが、「先輩」には響かなかった。埒があかないので、「もっと詳しく聞きたいのでお食事しながらにしましょう」と伝え、「先輩」には「承認欲求」よりも「食欲」を満たしていただき、指導のことは忘れてもらうようにしてみた。「先輩」はコオロギに夢中になり、指導のことは忘れてくれたようだ。

このようなシチュエーションは、私が誰かの先輩として話をするときにも容易に起こりうる。最初は「親切心」で始まるものでも、区切りのサインを見逃すくらいエスカレートしていくと、いつしかそれは「おせっかい」に変容してしまう。そんなイタい先輩、裸の王様にならないように気をつけていきたい。
#ネバーエンディングストーリー   #生物がすき
#ペットとの暮らし #ヒキガエル

この記事が参加している募集

#ペットとの暮らし

18,406件

#生物がすき

1,402件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?