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『ファ~トンいきもの記』

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いろいろな「いきもの」の様子を紹介しています。『「ファー」ブル昆虫記』と『シ「ートン」動物記』を組み合わせたような「いきもの」紹介です。日本・シンガポール・ラオス・インド・ネパー…
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#ラオス

『ファートンいきもの記』【47】 (2023年11月22日) 

【記事累積:1849本目、連続投稿:794日目】 <探究対象…生き物、観察、パラメーター、兵法> 今日の「いきもの」は名づけるならば≪ヒ番犬≫である。なぜこのように呼ぶことができるのだろうか。 この前の日曜日、ビエンチャンの中心部からメコン川に沿って寺院を散策していると、川沿いには素敵な寺院がたくさんあった。その一つが「ວັດໂຄກນິນ(ワットコックニン、Wat Koknin)」である。この寺院の詳しい様子については寺院紹介のシリーズで綴ることにしたい。 この寺院に入

『ファートンいきもの記』【46】 (2023年9月17日) 

【記事累積:1726本目、連続投稿:728日目】 <探究対象…生き物、観察、擬人化、パラメーター> 今日の「いきもの」は名づけるならば≪てじなーニャ≫である。なぜこのように呼ぶことができるのだろうか。【課題の設定】 奴は私の家の近くにいた。私が近くのカフェに向かっていると、家の壁の上を移動していたのである。普通ならば近くを人間が歩いているのだから、それに気づいて警戒しそうなものである。だが奴は私が近づいているにも関わらず、私が進む方向とは反対に向かっていた。もしかしたら奴

『ファートンいきもの記』【45】 (2023年6月26日) 

今日の「いきもの」は≪特警ヤモリ≫である。 奴はラオスの首都ビエンチャンにある有名スポットの一つ「パトゥーサイ(凱旋門)」の敷地内に住んでいた。パトゥーサイの周辺は公園になっていて、木々が多く、噴水もあるため、様々な生き物にとって快適な場所のようである。 夜の散歩のコースとして、いつもここに立ち寄るのだが、そのたびにヒキガエルやヤモリや虫たちに出会うことができる。パトゥーサイの上の方からは夜でも鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。 その中で、公園内の大きめの木を住処としている奴

『ファートンいきもの記』【31】

今日の「いきもの」は≪イースト・サイDOG≫である。 奴は「ジェット団」というグループを作ってラオスの首都ビエンチャンで幅をきかせている。しかし、この街にはもう一つ「シャーク団」というグループがあり、2つのグループはいつも抗争を繰り広げている。かつてニューヨークのウエスト・サイドで、同じように2つのグループが対立し、歌やダンスを交えながら争う出来事があったが、奴らはラオスを拠点としているので、アジアのイースト・サイドでの争いということになるだろう。奴らの縄張り意識は強く、特に

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『ファートンいきもの記』【25】

今日の「いきもの」は≪東洋リベンジャーズ≫である。 奴が所属する不良グループは、ラオスを拠点としながら、東洋全域に勢力を広げている。しかし、対抗する不良グループも巻き返しを狙って、常にグループ同士の抗争が絶え間なく続いている。奴は、ビエンチャンの守りを任されているようで、タイからメコン川を渡って攻め込んでくる敵との戦いに明け暮れている。 奴の「とくしゅ(特殊能力)」は「釘バット」である。 常に敵の来襲に対応できるようにと、奴は武器を肌身離さず持ち歩いている。奴が持ち歩いてい

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『ファートンいきもの記』【22】

今日の「いきもの」は≪Spaローマ≫である。 ラオスで出会った奴は、昼間からスパ(風呂・温泉)に入ってきたばかりだったのか、身体全体がまだ乾ききっていない状態だった。奴がスパをこよなく愛しているのは、古代ローマの伝統に憧れていることが関係しているらしく、古代ローマ人の社交場であったテルマエ(大浴場)のように、ラオスのスパを活用していたのである。奴と出会った時期はちょうど乾季で、多少濡れたままスパ(テルマエ?)から出てきたとしても、しばらく散歩すればあっという間に乾いてしまうか

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『ファートンいきもの記』【16】

今日の「いきもの」は≪フードファイター≫である。 自然豊かな国であるラオスで活動する奴は、日々その恵みを受け取って楽しく元気に暮らしている。奴を含め、様々な生き物が生息するラオスにあって、昆虫類の多さは特筆すべきものがある。ラオスの大部分は熱帯雨林気候とサバナ気候の間に属する「熱帯モンスーン気候」であり、雨季と乾季(特に3月から5月は暑季と呼ばれることが多い)がはっきりしていて、雨が降らない時期の夜になると外灯に信じられないくらい羽虫が集まってくる。うっかり窓を開けていたりす

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『ファートンいきもの記』【10】

今日の「いきもの」は≪タバコニsnail≫である。 ラオスに住む奴はとてもマナーを重んじている。もともとタバコが苦手であるが、喫煙者の一部がマナーを守らないこともあり、奴はタバコに良い印象を持っていない。そのためタバコを見ると、口を尖らせて(角を尖らせて?)、機嫌が悪くなってしまうのである。 奴の「とくしゅ(特殊能力)」は「マナー・ストライキ」である。 マナーに対する意識の高さから、歩きタバコやポイ捨てに遭遇したならば、奴はそれを許すことができなくなる。しかしそのような正義

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『ファートンいきもの記』【4】

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