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人生初!カカオ豆からチョコレートを作ってみた結果

チョコレートの材料カカオ。このカカオを生産するために海外のカカオ農家が児童就労、搾取、気候変動など多くの問題を含んでいることは聞いたことがありました。

そんな問題を解決すべく、Dari K株式会社(ダリケー)という会社がインドネシアのカカオ農園と提携をし、質の良いカカオを適正な価格で買い取ったり、減農薬・有機栽培の促進を行なったり、児童労働や強制労働をさせない取り組みを始めたということを知りました。

私たち株式会社オオスミが取り組む、楽しみながら環境を学ぶ「カマクラス」で受講者さんに提供するエシカルおやつを探っていて巡り合いました。

そのDari Kさんから出している「カカオ豆から手作りチョコレート・キット」(2,200円税込)を取り寄せ、チョコレートを自分で作ってみようと思い、先日チャレンジした様子をこちらに紹介させて頂きます。

結論から言いますと・・・大変な作業でした💦 そして味は、作成途中に失敗したこともあって焦げた味のチョコでした(笑)。でも次は成功させる自信があります!まずはその初挑戦チャレンジの様子を!

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送られてきたキットに入っていた80gのカカオ豆。案外少ないんだなぁ〜というイメージでした。

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STEP1はカカオ豆を洗うこと。お米を研ぐように何度も水を入れ替えながら5分ほど洗います。酢酸のような酸っぱい匂いがしてきます。

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洗い終わった豆の水気をとった後、フライパンで炒ります。弱火で10分ほど焙煎していると、パチパチと乾いた音がしてきます。豆を手で割ってみてパリッと割れるくらいまで炒ります。

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焙煎が終わったら一粒一粒皮を剥いていきます。結構地味な作業ですが、美味しいチョコが食べられると思ったら楽しい!

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さて、ここからが大変な作業。カカオ豆をすり鉢で細かくしていきます。どれぐらい細かくするかというと、サラサラの砂になるぐらい💦
説明書にも“大変な作業“と書いてありますが、どのくらいの時間すりつぶすのかは書いてありません。とにかくゴリゴリ、ガリガリやるわけです。

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細かくなってきたら湯煎をしながらさらに擦るのですが、説明書のようにとろとろに溶けた状態に全然なりません。湯煎が甘いのか?と思いフライパンにお湯を入れてガスコンロの上で直接すり鉢を入れて擦ったり、すり鉢の熱伝導が悪いのかと思ってガラスのボールに入れ替えたりしましたが一向に溶けません💦

(砂糖を入れるタイミングもよく分からなくて、ここで30g(大さじ3杯ぐらい?)の砂糖(甜菜糖)を投入!まいっか・・・)

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ここで良からぬ発想が頭をよぎります。「要は温めればいいんだろう?」
・・・ということで、電子レンジに入れてしまいました(これが大失敗の元)。600wで30秒を2回チン!でも全く変わりません。そこで、使ったことのない900w機能で1分半セットという暴挙にでたわけです。
・・・すると、焦げ臭い匂いがしてきて部屋中が真っ白な煙だらけになってしまったのです。急いで取り出しましたが、こげ茶色の中に、真っ黒に焦げたような状態の部分がありビックリ😵

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それでも粉の状態からとろとろに溶けることなく焦げた物体を眺めて、降参の白旗をあげようとした時に目の前にある物体に気づきました。コーヒー豆を挽くためのミルがあるではないですか!?早速、中途半端な状態の焦げた物体を入れてみると・・・

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・・・なんと、なんと、ドロドロな状態になるではないですか!!(嬉)

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それを再びすり鉢に入れ替えて湯煎。先ほどとは明らかに違うチョコレート状の黒っぽいものができてきました。

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そこから数分。溶けたチョコレートを付属の型に入れます。説明書では“サラサラになったチョコレートを・・・“と書いてありますが、私の作った物体は“ドロドロになった・・・“という表現の方がふさわしい💦 そして冷蔵庫で3時間❄️

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できました!固まってます!!生まれて初めてカカオから作った(というか、材料からという問題ではなく、チョコレートを作ること自体が初めてでした)チョコレートです。あとはお味は・・・❓

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に、苦い・・・
いや、チョコの味はする。
でも苦い。。。焦げた味。手作りチョコ・焦げ味!新発売!?
いや、これでは売れない。

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でも、大丈夫。全然問題ありません。食べられます!自分で一から作ったと思うから、こんなに手間をかけたという思いからか、とても愛おしく、そして美味しく感じられるのです。

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ちょっと大変でしたが、カカオ農家さんのことを思いながら、そして不覚にも余計な電力(電子レンジ)や、CO2(ガス台の上でお湯を沸騰させながら)を使ってしまったエコじゃない製作を反省しながらも、次こそは必ず成功させるぞと心に誓った日なのでした。


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