なぜNLPを学ぶことになったのか(1)
24年1月に、ようやく全米NLP協会からトレーナーの認定を受けました。せっかくなので、この機会になぜ私がNLPを学ぶようになったのかということについてお話ししたいと思います。今回は、NLPを学ぶ30数年前の「モヤモヤ」していた私の話です。
「たけしは○○○○やね」
私は少し独特な家庭・親戚関係の中で育ちました。
どのような家庭でも一つや二つくらい、特徴的なことはあると思いますが、私にとって大変特徴的で、しかも絶えず「重荷」となっていたこと。それは、私の叔父が超秀才であったということです。
叔父は日本では3本の指に入る有名国立大学に進学し、大学院を経て、大学の教員になりました。それは、私にとって自慢でもありましたが同時に「重荷」でした。何かにつけてその叔父と比較されるからです。
私は、親戚の誰かと会うたびに「たけしは○○○○やね」とよく言われました。そして、物心付いた頃からその表現には「叔父さんと比べて…」というニュアンスが含まれていることを感じていました。そして、ほぼすべての「たけしは○○○○やね」には「叔父よりも劣っている」というニュアンスが含まれているとも感じていました。
小学生の頃は「それは仕方ないやろ」と笑っていました。いつかは自分も叔父のようになれると勝手に思っていましたし、周囲もそういうことを期待しているんだろうなとも思っていました。
ところが。
中学生になって、中間試験・期末試験で自分自身の頭のでき具合を客観的に知るようになり、一気にいつかは叔父のようになれるどころか、足元にも及ばないことを自覚しました。
「全然アカンやん、俺」
何をやってもアカン。何かに届いていない。不足している。及ばない。
これが、中学から高校時代にずっと持っていた自己認識でした。
しかも。
大学生になるまで、体形もややぽっちゃりしていました。
今は、BMIでは22前後ですので標準的な体重ですが、思春期の多感な時期にちょっとぽっちゃりしている。太っているということも、何となくコンプレックスでした。
頭もアカン。体型もアカン。それはもう、暗い青春でした笑
高校を卒業し、一応、一応、公立大学には進学できたものの、達成感はゼロです。
「アカン俺」(ダメな自分)に終止符を打てない。叔父と比較するとそれはもう…偏差値がすべて、というような時代でしたから、国立だろうが公立だろうが私立だろうが、偏差値という数値が期待を下回っているなら「アカン」でしかありませんでした。
達成感ゼロの状態で4年間なんとなく大学に通い、そこそこの会社に就職しました。
その後たくさんの転機を経験しましたが、「アカン俺」が「意外とアカンことはないのかも?」と思える経験をします。
その一つが「英会話」です。
バブルで社会全体が浮ついていた時代でしたが、何かモヤモヤが晴れない。いつまでたってもこんな「アカン俺」でいいのか?
思い切って、英会話を習い始めることにしました。そう、当時破竹の勢いで成長していた駅前留学の○○です。ちょうど仕事でも英語が必要になってきたのでいい機会でした。と言っても、体験クラスに行くとき、どれだけ緊張したことか。足がガクガク震えていました笑。
体験クラスを経て通常クラスに通うようになり、珍しく1年くらい勉強を続けることができました。「アカン俺」を引きずりながらよく頑張ったな、と思います。
そして、そこで気づいたことが2つありました。
・頑張ればなんとかなる。
ディス イズ ア ペンくらいしか話せなかった自分が、頑張れば「あれ?そこそこ話せている!」ということに気づき、「頑張ればなんとかなる。アカン俺がちょっと成長できている。」という自己認識に変化しました。
・不自由な自分になっているのは、自分がそうなることを選択しただけ。
死に物狂いで勉強して、達成感ゼロの大学生活を経験して大人になった不自由な自分と比較すると、目の前の先生(アメリカ人やオーストラリア人)は驚くほど自由じゃないか!?…いや、違うな。自分が自由になることを選択していなかっただけなのか?
自分自身に対するイメージ(セルフイメージ)が変わりました。
「アカン俺」から「頑張ればできる俺」。
そして、この頃から自分探しが始まりました。その後のことは次の機会に。
それから30年経って、NLPの門をたたきました。
…30数年前に、これに出会っていたら。これが率直な感想です。
とめどなく紆余曲折を通して、当時25歳の私はようやくセルフイメージを変えることができたのですが、NLPを学べばそこまで紆余曲折しなくて良かったかもしれない。
【1日たったの5分】NLPで思い通りの自分になる!セルフイメージを高める1週間プログラム
https://www.nlp.co.jp/about-nlp0021.php
私の場合、『日曜日:1週間できたことを1つみつけ、徹底的にほめる。』これをやれば良かったんだろうなと思いました。
皆さんはどうですか?
次回は、25歳から50歳まですっ飛びます笑
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?