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「人類の目覚め」へのガイドブック

最近は色々な方と現在、どんな本を読んでいるのか情報交換することが多く、せっかく本を読む時間がとれるようになってきているので、なかなか手にすることがない本を読むことが増えています。


最近、ドはまりしたのはこちら。

「人類の目覚め」へのガイドブック 「実存的変容」に向かう小さな一歩を踏み出そう

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著者はソニーでAIBOやQRIOといったロボット開発などの責任者も務めた天外伺朗氏。

ダイバーシティの取り組みをご一緒に進めていただいているある経営者の方からのお勧め。Oさん、ありがとうございました!

読み始めたら自分のことが書かれているんじゃないかと思うくらい今の自分にぴったりの本でこんなにも付箋だらけになってしまいました。

はじめて聞いた方は少し戸惑うかもしれませんが、人類社会はいま、あるひとつの大きな波に直面しています。それは、人によっては、希望にあふれた「人類の目覚め」に見えます。しかしながら、いままでの社会秩序が崩れますので、大災害をもたらす津波と見る人もいるでしょう

という書き出し。現在の社会状況もあるため、そこから引きまれていきました。

「こうすべき」が自分を苦しめている?

最近は社内外、色々なプロジェクトに関わることが多いのですが、「こうすべき」「ここを目指したい」という思いがとても強いので、現実とのギャップがある時には、もちろん解決を目指していくのですが、心の中でもやもやしたことがたまっていきます。
そこに対して違和感をずっと感じていましたが、この著書では意識を変容させていくための考え方、実践法が書かれています。

先日、紹介した宇田川氏の「他者と働く?「わかりあえなさ」から始める組織論?」に書かれていたことと共通する部分(ぶつかり合っている人、それぞれがそれぞれの正義・ナラティブを持っているということなど)もあり、現在、僕が抱えている課題はここなのかなと思います。

今後、取り入れていきたい考え方や実践法はここの部分でした。

長年つちかってきた「いい・悪い」の判断から離れる

例えば、Aさんが嘘をついたとします。その時に、私たちはAさんは「嘘をついた悪い人」と考えてしまいますが、「嘘をついた」というのが事実だとしても、その事実に対して「いい・悪い」という判断をするのは私たちなので、意識して事実と判断を切り離す。

自分を冷静に見ている鳥をイメージする

自分が何かうまくいっていて大喜びしている時も、大失敗して落ち込んでいる時も「いい・悪い」の判断をせずに右後方約3mの位置から自分のことを客観的見ているに鳥が飛んでいることをイメージする。

たしかに、今まで心がいい意味で動じない時は、良いことがあった時も、落ち込むようなことがあった時も淡々と自分を見ていたと思いますので、再現できるように取り入れていきたいと思います。

タイトルを見ると少しびっくりされる方もいるかもしれませんが、考え方&実践の両方が書かれているので何度も繰り返し読みたくなる一冊です。

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