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オンライン化した方がいいのかどうか。

ここ1週間くらい「どうやってすべてオンラインで仕事をしているんですか?」「うちの会社でも在宅ワークを導入した方が良いと思いますか?」とご質問をいただくことがとても増えました。

なかなか難しい質問です。前者の質問に関しては利用しているツールなどについての説明をすればいいですが、後者については判断がなかなかつかない。

弊社は研修・講演以外に関しての事業は、元々プロジェクトがキックオフするまでについては会ってMTGを行っていくことが多かったですが進みだしてからはオンライン上(メール、Slack、Chatworkなど)でやり取りしていくことが多かったので、その比率が高まったのみのような気がします。

ただ、それが他の企業さんでも同じようにオンライン化した方がいいのかどうかというのは判断がつきません。もちろん特定の業務についてオンライン化した方が効率化につながることは分かるのですが、それが全体にどのような影響を与えるのかが分からないからです。

そんなことを考えていたら、「他者と働く〜「わかりあえなさ」から始める組織論〜」の著者、 宇田川さんが「オフィスには何の価値があるのか」という記事を投稿されていてまさに自分が感じていたことを投稿されていました。

ちなみに、本書については以前に感想を記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

記事の中から共感した部分をご紹介いたします。

オフィスのない会社というものを考えてみたときにはどうだろうか。オフィスがないこと、それ自体をアイデンティティとしているのであれば、それはそれで「我々はオフィスがなくても良い仕事ができる」ということを語っているだろう。
一方、コストという観点からオフィスを持っていないとするならば、「お金を節約するためにオフィスを持たない」ということになり、様々な行いがそういう観点から解釈されることに注意をしたい。

オフィスを持たないことが単にコストを削減するという意味を包含するもう一枚外側の大きな解釈の枠組みを構築できないのであれば、それは組織としての基盤が脆いことを意味しているのではなかろうか。
ここまで書いてきてわかったことは、オフィスを持つか持たないかという問題よりも、その組織がいかなる解釈の枠組み、物語を生きているのか、ということが、今問われているということだ。

「オンライン化した方が良いですか?」という質問に対して私自身が困っていた答えが宇田川さんの記事の中に書かれていると思います。

オンライン化した方がいいかどうかということよりも、会社・チームとしてどんな価値を提供したいのか、全体の文脈の中でオンライン化することが全体の文脈の中でどんな意味を持つのかそれが大切ですよね。

ところで今日は水の都岐阜県大垣市の金蝶園で名物の「水まんじゅう」を買ってきました。今年の夏はもう食べることが出来ないと思っていましたがぎりぎり食べることが出来ました。

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今週も頑張りましょうー!

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