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家族が撮った遺影

生前の祖父が気に入ってくれた写真。
祖父の希望通り遺影となり、実家の仏間に飾られている。

写真館やプロのカメラマンに撮ってもらうのもいいけど、家族が撮ったポートレートが結果的に遺影になれば、それは素晴らしいことだと思う。

そんなことをポートレート撮影のワークショップでいつも伝えている。

上手である必要はない。
お互い誠実に向き合い、信頼関係が感じられるポートレートになっていれば、続いていく世代にそれは充分感じてもらえるはず。大切にしてもらえるはず。「心」のリレー。

遺影は、その人が生きていた証となる、究極のポートレートでもありますね。かろうじてそれだけは、後世に伝えられていくかもしれない。

だからせめてよく「耳を澄まし」、丁寧に撮りたいものです。
一筋縄ではいかない、色々あるのが家族なんですけどね。





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