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世界中の美術品を一気見!大塚国際美術館への旅

「これ全部、レプリカなんです」
スクロヴェーニ礼拝堂(表紙写真)や、米津玄師さんが2018年の紅白で歌っていたシスティーナ・ホール(下写真)、これ実は日本の美術館内と言ったら驚くだろうか?ここはポカリスエットの大塚グループが運営する、徳島県は鳴門市の『大塚国際美術館』。

もちろん本物ではない。世界中の美術品を、陶器の板に原寸で焼き付けたレプリカだ。自社技術を用いてふんだんに複製・展示するという構想の美術館。作品は古代から現代にいたるまで著名かつ重要なものが原寸のまま展示されている。その物量は、なんと館内を全部歩くと4km!一日掛かりでも見切れないほどだ。

↑この写真を観れば、作品群のサイズ感がお分かりになるだろうか…?

そして写真撮影も原則的に許可されている。

美術館設立の経緯は、鳴門海峡に面した砂浜の白い砂から始まる。この砂は数トンあたり数百円という二束三文でコンクリート用に売られていたが、これを陶板にすると数千円の付加価値で売れることに気が付いた。陶板には建築の外壁に使える耐久性があり、これを事業化できれば徳島のためになる…との思いからタイル事業を設立、その後オイルショックによる需要減を経て陶板に高度な印刷を行い、美術品としての技法を確立して今に至る(まさしく技術と商法のイノベーション!)

国会議事堂の屋根も陶板で補修した部分があるらしく、耐久性があることから屋外展示品もある(モネの睡蓮があるのだが、お客さんが写っているので掲載は控えます…)

館内には3か所ほどレストランがあり、瀬戸内の幸をつかったランチメニューがお手頃価格で楽しめる。美術館内だし…と、あまり期待しなかった…のだけど、吸い物も丼もめちゃくちゃ美味しくてびっくりした(ごめんなさい)。

ぜひぜひ一度は訪れてみてほしい。徳島は3月だと渦潮、8月なら阿波踊りも見られるのでおススメです。

【おまけ:旅程】

↑大塚製薬の社屋に、岡本太郎の作品が…!

「Day1」
羽田空港→高松空港
空港にてレンタカーを借りる(日産レンタカー)
高松でうどんを食べて回る
徳島へドライブ(下道でも2h弱)
徳島市内で阿波小鳥の焼き鳥を肴に飲む
徳島市内泊
「Day2」
徳島市内→大塚国際美術館へドライブ(40分程度)
終日館内を観て回る
徳島→高松へドライブ(2h弱)
高松市内で骨付き鳥を肴に飲む
高松市内泊
「Day3」
レンタカー返却(日産レンタカーはサービスがよかったのでおススメ)
高松空港→羽田空港(帰宅)


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