澄み渡る静寂を、持ち歩く ワイヤレスイヤホンSony WF-1000XM4
カフェの一人席で本を読んでいる時、隣に来た二人組の会話にイラっとしたことはないだろうか。
ノイズキャンセリングはこういった会話には弱い。走行音など、同じ音が続く騒音には強いのだけど、刻々と変化する音には追従しきれないらしい。このSony WF-1000XM4以外は。
やってきたのは、エコ素材の小さなパッケージ
最近SDGsなどでやたらエコエコ騒いでいるが、元々ソニーはエコプラスチックなどの採用が旺盛だった。どうしても素材的に安価な製品への採用が多かったが、捨てても土に帰るラジオなども作っていたメーカーだ。
それだけに今回、こういった紙素材の小さなパッケージは挑戦だったと思う。個人的にはこれ大賛成。持ち帰るとき目立たないし、捨てるのも楽。結構、お店から立派な箱を持ったまま歩くのって怖いですよね。
澄み渡る静寂を、進化したノイズキャンセリングで
ノイズキャンセリングは、原理上突発的な音への対応が難しいと言われていた。走行音のように同じ音が続くような状況に強く、喋り声のような断続的なノイズは処理が追いつかない。今回、M4では電子回路を改良して高速化することで対応したとのこと。
試しにスターバックスで1時間ほど過ごしてみたけれど、確かにカフェの話し声などが気にならない。何の気なしにイヤホンを外して、その騒がしさに驚くほどに。
音楽を流さなくても、なんとなく耳栓がわりに使いたくなる。
打てば響くような反応の良い音質
M4になって一番の変化はここだと思う。M3も音が良かったけれど、買い替えてより一層音が澄み渡るようになった。特に打楽器を打つその速さが、まるで速くなったように感じる。
一方で癖の強さみたいなものはない。JBLやBOSEに慣れている人には、素直すぎるかもしれない。
小さくなったケース
一番嬉しかったのはこれだ。M3は正直ケースが大きかった。スマホとミニ財布と、イヤホンケース。厚みもあることから一番大きな荷物だったと思う。それが今回2/3ほどに小さくなった。このサイズなら鞄の小さな内ポケットに放り込める。そうそう、これだよって。しかも置くだけ充電にも対応しており、確実な進化をしている。いいね。
ちなみに、今回も外付けケースを購入。M3と同じケースにしたけれど、つけたまま蓋を開くと落ちそうになるのが難点。見た目はいいんだけどね…。
イヤホンのリセールバリュー
ここからは少し下世話な話。実はこの前に使っていたWF-1000XM3の売却価格は8,980円だった。メルカリで売ったのだけど、すでにXM4も一通り出回った頃合いだったので少し遅かった。。。(もっと早ければ1.5万円以上で売れたはず)
実際、XM4はYouTuberの方が発売日前に先行レビューをしており、Sonyが戦略的にインフルエンサーにばら撒いたのだと思う。この動画を見たその瞬間に売り払うべきだったと後悔。
でもモデルチェンジ待たないと売れない?いやいや。Sonyにこだわらなければ、JBLやゼンハイザーなどもあるので、メーカーを跨いで好きなタイミングでどんどん買い替えていくのも一つの戦術なのだと思う。
ワイヤレスでも簡単に!会社PCとMacBookAirとiPhone13proで共用できる!上書きペアリング機能
普通のBluetooth機器だと毎回ペアリング作業が必要になり、待ち時間が発生する。そのためワイヤレスイヤホンは使い回しが面倒に思う人もいるかもしれない。
だがこのM4は違う。8台の端末までペアリング履歴を記憶してくれる。よって繋ぎたい時に端末側から接続ボタンを押すだけだ。次回ケースから取り出した際は、最後に接続した端末と自動接続される。
<私の時短術>
Windows10以降:Windowsキー+K(メニューが開く)
Mac:Control+スペースキー(次回からメニューバーにアイコン表示すると楽)
iPhone:M4接続をホーム画面にショートカット作成する
もし会社用PCでは有線イヤホンを使っていた人は是非試してみてほしい。M4一台だけで全てを賄えるようになると、本当に楽になるのです。
音で学ぶコンテンツYoutubePremium
私の場合はYoutubePremiumを契約していて、あらかじめオフラインで見られるようダウンロードした動画を何本か入れている。電車や車で移動する際、音だけ聞いていればいい。Playlistを売りにする動画や、地理や世界史の雑学などを入れて聞いている。(私はバラエティ系が苦手なので日本のコンテンツあまり観ないけど…)
頂いたご厚意は、今後の撮影・取材に活用させて頂きます。 どうぞよろしくお願いいたします。