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🇹🇭ファランポーン駅が旅の原点だった@バンコク2004

2004年のバンコク。民主記念塔に向かう大通りの写真だ。私の写真のデータはこの時からデジタルデータに変わって残っている。たかだか16年前のバンコクの写真を今見るだけで古臭く感じる。

・車やバイク好きなら走る車種で時代を見る
・ファッションなら人々の衣服やメイク
・建築物なら背景の建物


一枚の写真だけで大体の年代は分かる。それだけ発展期の国は移り変わりが早いのだ。

本題に入ろう。この頃の私の写真に多く収められているのはBTSを中心とするスクンビットではなく、ファランポーン以西のカオサン周辺に集中している。当然だ、当時バックパッカーの聖地、カオサンがあまりに居心地が良く、スクンビットまで行く必要は無かったのだ。

まあ、スクンビット周辺の悪い遊びにまだ目覚める前のウブな時期ともいえるが

全然本題に入れないのでそろそろ。この頃スワンナプーム空港なぞ無く、薄暗いドンムアン空港から電車で辿り着くのはファランポーンだったので、当時のファランポーン駅の写真も多い。

ここは東京に例えると上野駅と言われるのも納得で、田舎からバンコクに来るもの、帰るもので溢れていた。

貧しい人々は依然として汽車で移動するのだ。私はこのファランポーンの熱気がたまらなく好きだった。

大きなドーム状のプラットホームに切符もなく、入れるのもなかなか趣がある。ファランポーンは100年も前にヨーロッパを手本に建てられたそうな。

当時ヨーロッパの建物なんぞ知らなく、バンコクの、しかもカオサンしかしらん若造にはこのドーム状のプラットホームは新鮮だった。

意味もなく行ったり来たりしていた。数時間ファランポーンでダラダラ過ごしたりもした。不審者そのもの。

ようやくファランポーンからカオサンに移動しようと荷物置き場からザックを拾い上げ、2ストの「パリンパリン」と言ってる古き良きトゥクトゥクに乗る前。

先ずは駅前の屋台で腹ごしらえだ。終始ダラダラしているのが当時の私だ。

運ばれてきた、いかにも現地の味、と言った庶民の味噌スープ、「トムヤムクン」である。鮮烈な辛さに加えてあまりの安さに小躍りした。20バーツくらいじゃなかろうか。

お店のボーイさんも若い。というか子供ばかりが働いていた印象。手当たり次第人という人をカメラに収めていた。

当時のデータファイルにはこのファランポーン⇄駅前を繰り返す写真ばかり。

一体お前(私)いつになったらカオサンに行くんだ…?

ーータケシ

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