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ザット・ロッキン・ギター・マン・トゥディ/カール・パーキンス (‘81)

That Rockin’ Guitar Man-Today / Carl Parkins (‘81)
前回はロカビリーのベテラン、ロイ・オービソンの’76年にリリースされたアルバムを紹介させていただいたので、今回もロカビリーの重鎮、カール・パーキンスの’81年リリース作品を紹介させていただこう。

カール・パーキンスといえば、ご存知の通り「ブルー・スエード・シューズ」のオリジネーターで、他にもビートルズもカバーした「マッチボックス」や「プット・ユア・キャット・クローズ・オン」などでも抜群の知名度を誇るアーティストである。本作は’81年にスタック・オー・ヒッツ・レコードからリリースされたアルバムである。

ロカビリーの純粋なピークは’58年までで、それ以降は音楽の多様化やポップスの台頭などにより、ロカビリーは下火になっていく。そして第一線で活躍していたアーティストはイギリスやヨーロッパへ活動拠点を移すことになる。この不遇な時代は’80年代のネオロカビリーの台頭まで続くことになる。もともとカントリーのアーティストがロカビリーに転身することも多かったこともあり、カントリーのシーンへ戻るアーティストも多かった。

本作はまさにネオロカビリーが一世を風靡する少し前の作品であり、カントリーだけではなく、エルヴィン・ビショップにも似たファンキーなノリの曲も収録されており、ある意味、スワンプな雰囲気のアルバムとも言える。

スタック・オー・ヒッツ US盤
裏ジャケット
レーベル

マイナーなアルバム故、サブスクではリスト化されていないが、YouTubeで音源をどうぞ。

少し趣向を凝らしたアルバムをお探しの方にオススメの一枚である。

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