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バッド・バッド・ジミー・ラッカス/ビッグ・ピンプ・ジョーンズ (‘09)
Bad Bad Jimmy Ruckus / Big Pimp Jones (‘09)
フィラデルフィアのファンクバンド、ビッグ・ピンプ・ジョーンズによる、架空のサウンドトラック盤を紹介しよう。’70年代に流行した黒人主役の一連の映画、「ブラック・スプロイテーション」をイメージされている。「ブラック・スプロイテーション」とは、黒人の主役が白人の汚職警官を退治する〜というような内容が多く扱われた映画で、有名なところでは、カーティス・メイフィールドの「スーパー・フライ」やアイザック・ヘイズの「シャフト」が有名である。
本作はそんな「ブラック・スプロイテーション」のサウンドトラック風に仕上げられたアルバムで、クエンティン・タランティーノに900,000ドルで上映権を譲ったとか、ebayで高値で落札されたとかの噂も含めて、アルバムのコンセプトになっている。リリースはUKのフリースタイルで、先日も同レーベルからリリースされたファンクバンドの「ザ・グリッツ」を紹介させていただいた。
サウンドは非常に黒っぽいファンク満載で、シンプルながらダークで重い演奏が「危険な香り」を醸し出している。
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同様のカテゴリーのアルバムでは、ソウル、ファンクのコンピレーション盤「パルプ・フュージョン」、映画「ジャッキー・ブラウン」のサウンドトラック盤もやはり「危険な香り」を堪能できる。映画「ジャッキー・ブラウン」は主題歌をボビー・ウーマックが歌っており、その他ブラザーズ・ジョンソン、ランディ・クロフォードらの曲も収録されている。
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オールドスクールなソウル、ファンク好きにオススメのアルバムである。
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