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ダーツ/ダーツ (‘77)

Darts / Darts (‘77)
‘80年代はストレイ・キャッツをはじめとする、ネオロカビリーが注目されたが、このムーブメントはイギリスから発信されたものであった。イギリスではマッチボックスらが’70年代から活動をしており、すでにリバイバルとしてのロックンロールは定着していた。

今回 紹介させていただくのは、同時期にロックンロールやドゥー・ワップをアップデートさせた音楽を演奏していたバンド、ダーツが’77年にリリースしたファーストアルバムである。彼らは’76年にブライトンで結成され、ロンドンを中心に活動、メンバーは総勢9人の大所帯バンドで、ドゥー・ワップやロックンロールをベースにした演奏をおこなっていた。’79年に3作目(4作目はアメリカのみ)をリリースし、’80年代半ばに解散したが、’00年代に活動を再開している。

国内では’81年にリリースされたベストアルバム的な内容のアルバムで初めて紹介された。当時のデビューシングルは「ダディ・クール」で、本作にも収録されている。レーベルはマッチボックスと同様、マグネット・レコードである。

マグネット UK盤
裏ジャケット
レーベル

オープニングの「ダディ・クール」。

国内のみのシングル盤「シュラシュシュ天国」。「Show Us Your Shoe」が「シュラシュシュ」と聞こえるのでつけられた安易なタイトルである。

ディスコメイト 国内盤

Spotifyのプレビューはこちらから。

ダート・アタック (‘79)

イギリスではショワディワディ(Showaddywaddy)らが、同様のスタイルで活動しているが、国内では、ほとんど認知されていないのが現状である。

ショワディワディによる、カリン・トゥインズ「ホェン (When)」のカバー。

時代にマッチした良いバンドであった。ロックンロール・リバイバル期はマイナーながら、興味深い音源も多い。

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