映画:オースティン・パワーズ (‘97〜’02)
Austin Powers : International Man of Mystery (‘97)
Austin Powers : The Spy Who Shagged Me (‘99)
Austin Powers : Goldmember (‘02)
前回に続いて映画の紹介をさせていただこう。今回は、スパイ・アクション映画の金字塔、007シリーズのパロディをふんだんに取り入れた映画シリーズ、オースティン・パワーズ・シリーズである。タイトルや登場人物など、至る所に007に関するネーミングを散りばめたコメディ映画となっている。
オースティン・パワーズ (‘97)
1967年のスウィンギン・ロンドンでモテモテのファッション・フォトグラファー、オースティン・パワーズの真の姿は女王陛下の諜報部員。彼は世界征服を画策するDr. イーブルを追い詰めるが、イーブルは自ら冷凍睡眠に入り逃亡。オースティンもDr. イーブルの後を追い、冷凍睡眠に入る。そして30年後の1997年、長い眠りから覚めた2人の闘いが、再び繰り広げられる。
オースティン・パワーズ・デラックス (‘99)
世界で一番ソソる男、ある意味007を凌ぐスーパー・スパイ、オースティン・パワーズがフェロモン出しまくりのCIAエージェント、フェリシティの強力サポートを得て、懲りない悪の帝王Dr. イーブルとまたまた猛烈おバカ対決を開始した。60年代のロンドンから宇宙までデラックスなスケールで繰り広げられる真剣おバカバトル、オースティンは果たして地球を救うことができるのだろうか…。そして、オースティンのパワーの源=モジョの行方は…。
オースティン・パワーズ・ゴールドメンバー (‘02)
舞台は2002年。英国が愛してやまないスーパー・スパイであるオースティンの父、ナイジェル・パワーズがDr. イーブルによって誘拐されてしまう。父を救うべく1975年にタイム・スリップしたオースティンは当時の公私に渡るパートナー、フォクシー・クレオパトラと共にDr. イーブルの仲間、ゴールドメンバーに立ち向かう。
2作目までの舞台は’60年代後半、3作目は’70年代半ばという設定により、出演者のファッションがそれぞれの時代とマッチしている。3作共通のテーマ曲は、クインシー・ジョーンズの「ソウル・ボサ・ノヴァ」であるが、それ以外のサウンドトラックは新旧、国籍を問わず、バラエティに富んだアーティストの曲が使用されている。
サントラ盤をSpotifyでどうぞ。
オマージュは007のみならず、3作目の「ゴールドメンバー」でビヨンセ・ノウルズ扮するフォクシー・クレオパトラが、パム・グリアのフォクシー・ブラウンのオマージュだったり、’70年代の映画や音楽ファンにも楽しめる小ネタもある。
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