イントゥ・ザ・トゥーム/クリューメン (‘87)
Into the Tomb / The Krewmen (‘87)
今回も’80年代半ばのサイコビリーバンドを紹介させていただこう。サイコビリーバンドの中には、ハードコアやポジティヴパンクから移行してきたグループが多かったが、本作のクリューメンは、ネオロカビリーから転身してきたUK4人組バンドであり、本作は彼らの3作目のアルバムになる。
初期サイコビリーの中でも、主だったバンドが出揃う時期のバンドの一つであり、当時からウッドベースのスラップやスピード感は十分持ち合わせていた。代表曲としては、クラッシュのカバーである「シュッド・アイ・ステイ・オア・シュッド・アイ・ゴー」や、Tレックスのカバーである「ソリッド・ゴールド・イージー・アクション」などがあり、いずれも本作に収録されている。
例によってホラーなジャケットであるが、映画「ハムナプトラ」もしくは「インディ・ジョーンズ」みたいなデザインである。ジャケットには苦笑するが、サウンドはサイコビリー全開である。
セックス・ピストルズの「ステッピング・ストーン」
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ダークな雰囲気は少なく、オランダのバットモービルと同様のスピーディーで軽快なネオロカビリー〜サイコビリーといった雰囲気である。好盤!
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