革命児/テレフォン (‘79)
Crache Ton Venin / Telephone (‘79)
今回はちょっと珍しいアルバムを紹介させていただこう。’70年代後期、パンク、ニューウェーブ全盛時代にフランスから登場したグループ、テレフォンである。メンバーは男女混成の4人組で、’76年に結成され’86年までの10年間、コンスタントにアルバムをリリースした。
かのジミー・ペイジも絶賛したという記述もあるが、情報もほとんどなく、歌詞がフランス語であることを除けば、英米の同時期のアーティストと比べても引けを取るものではない。特に楽曲のキャッチーさなどは、現在でも通じるのではないだろうか。ちなみに私が入手した経路は、当時、レコード店でアルバイトをしており、レコード会社からの販促品としていただいたものである。
楽曲も去ることながら、初版のジャケットも非常に凝ったものとなっており、表ジャケットは透明のプラスチックで、黒の衣類が印刷されているものであり、インナースリーブがメンバーの身体になっている。
ライナーノーツにも多くの賛辞が述べられているが、私も過去に一度だけ中古店で本作を見かけただけであり、どのくらいの流通量があるのか不明である。
驚いたことにSpotifyには多くのアルバムがリスト化されており、本作も聴くことができる。
我が家に40年以上もあるが、あらためて聴いたところ、当時を彷彿とさせるサウンドが心地良く非常にいいアルバムだと実感した。当時のパンク、ニューウェーブに興味のある方にはオススメの一枚である。
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