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ケイト・ブラザーズ/ケイト・ブラザーズ (‘75)

Cate Bros. / Cate Brothers (‘75)
今回はアーカンソー州フェイエットヴィル出身のアーネストとアーニーの双子兄弟デュオ、ケイト・ブラザーズの’75年リリースのファーストアルバムを紹介させていただこう。かなりマイナーなアーティストであるが、参加ミュージシャンの豪華さやサウンドは高評価で近年CD化再発売となった。

本作ではスティーヴ・クロッパー(ギター)、デヴィッド・フォスター(キーボード)が全編を通して参加しており、ケイト兄弟のソウルフィーリングにアクセントを添えている。他のアルバムでも、レヴォン・ヘルム、ジョー・ララ、ナイジェル・オルソンらの名前も伺える。近年の再発売は、ケイト兄弟のソウルフィーリングが注目されたとの記述もあり、ケイジャン系、ザ・バンド系などでも紹介されており、掘ってみるのも楽しいアーティストである。

アサイラム US盤
裏ジャケット
レーベル

この後、彼らはケイト・ブラザーズ・バンドとして活動を続け、いずれの作品も高評価である。’00年代に入ってからも活動を続け、アルバムもリリースしている。

ランデヴー (‘77) 国内盤
炎の轍 (‘79) 国内盤

意外にもサブスクにリストアップされており、過去作品を聴くことも容易である。

本作はアメリカの中古店で購入したが、$4.95のプライスタグがついており、決して安価ではなかったが、国内ではあまり見かけることのないアルバムである。AOR風味も感じるブルーアイドソウルといった趣の一枚である。好盤!

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