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ドント・メス・ウィズ・マイ・ダックテイル/ハンク・C・バーネット (‘76)

Don’t Mess with My Ducktail / Hank C Burnette (‘76)
今回は私が初めて購入した輸入盤を紹介させていただこう。18才の時、ロカビリーのレコードを探していたのだが、国内盤は軒並み廃盤であり、あったとしてもアメリカンポップスのコンピレーション盤しかないという時代であった。そんな時に輸入盤を扱っているレコード店へ行けば入手できるという話を聞き、当時、大阪の西田辺にあったフォーエバー・レコードへ行き、その在庫量に圧倒された。また、オーナーは大瀧詠一や山下達郎とも面識のある人らしく、レコードファンの間では有名な店だったらしい。

何を購入して良いのか分からず、アーティストの名前もうろ覚えだったので、とりあえず「ロカビリー」と買いてあるエサ箱を探して、ジャケットに惹かれ本作を購入した。予想していたサウンドとは違ったが、初めて行った輸入盤、中古店の魅力に取り憑かれた。

本題に戻そう。スウェーデンのハンク・C・バーネットは’60年代から活動するアーティストで、所謂ロックンロール・リバイバルの一人である。声の雰囲気はエルヴィス・プレスリーに非常に似ており、こんなアーティストもいるのか〜と感嘆させられた。
サウンドは’70年代ロカビリーであり、ロカビリーのカントリー風味は薄れるものの、今では逆に新鮮でもある。

Sonet UK盤
裏ジャケット
インナースリーブ
レーベル

‘70年代のロックンロールやロカビリーのアルバムによく使われたイラストのジャケットが懐かしい。マイナーなアーティストであるが、現在では再評価、CD化、サブスクという状況である。

ごく稀に中古店でも見かけるが、総じて高額になっており、何が流行るか分からない今日である。しかしながら、私のレコードオタクになるきっかけを作った一枚であることは間違いない。

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