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オールナイト・ニッポン/ヴァリアス・アーティスツ (‘70)

All Night Nippon / Various Artists (‘70)
今回は音楽のアルバムではないが、国内の音楽史において重要なサポートをしてきたラジオ番組「オールナイト・ニッポン」のアルバムを紹介させていただこう。私よりも少し先の時代には、ラジオ番組によって若者(以外も)の生活の一部となっていたのは事実であり、特に深夜番組においてその影響は多大であった。

本作のタイトルになっている「オールナイトニッポン」も’67年に放送を開始し、現在でも放送中という長寿番組であり、時代の流れによりスタイルは変わっていったものの、それぞれの時代を反映するパーソナリティによって継続されてきた。

音楽ファンにとっては、オープニングに流れる「ビタースウィート・サンバ/ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス」がもっとも印象に残っているのではないだろうか。私もこの曲のタイトルを失念した時でも、「オールナイト・ニッポン」の曲というイメージは変わらなかった。

キャニオン 国内盤
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収録されているのは、オープニングの「ビタースウィート・サンバ/ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス」から始まり、それぞれのパーソナリティによる番組であり、内容によっては懐かしいと感じる方もおられるのではないだろうか。

こういった番組が当時の生活の一部分であったことは事実であり、今日のようにオンデマンドで聴くことができる時代にはない楽しみであった。実際、私も眠い目を擦りながら、ラジオの深夜番組を心待ちにしていた頃もあった。

ライブラリー的な一枚であるが、当時の文化を知るという意味も含めて興味深いアルバムである。ちなみにDiscogsには登録されていない。

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