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ナッシュビル/チェリッシュ (‘75)

Nashville / Cherish (‘75)
昭和歌謡?フォーク?いずれにせよ、私の世代では知らぬ人はいない夫婦デュオ、チェリッシュの通算14枚目のアルバムを今回は紹介させていただこう。本作は、タイトルの通り、ナッシュビルで録音されたアルバムで、詳しい情報がないため微妙ではあるが、ペダルスチールのバディ・エモンズも参加しているようである。

全体的には歌謡曲の雰囲気ではあるが、「郊外ゆきのバス」はカントリーテイストの曲で、ギターとペダルスチールの掛け合いなども楽しい。部分的な味付けとしてカントリーテイストを取り入れた感じである。

ビクター 国内盤
裏ジャケット
ブックレット
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シングルヒットの曲だけが目立っていたり、ベスト盤のリリースが多いというイメージがあるアーティストだが、ベスト盤ではカーペンターズのカバーに1面を割いたり、洋楽やフォークのカバーを新たにレコーディングするなど、単なる過去作品のコンピレーションとは違う内容である。

Spotifyのプレビューはこちら。

彼らはこの後、「サンセット’78」というロサンゼルス録音盤もリリースした。また、夫婦デュオというイメージが強いが、初期(第1期)のチェリッシュは5人編成で、デビュー曲の「なのにあなたは京都へゆくの」は、脱退した初期メンバーの作品である。

ベスト盤でシングルヒットを一気に聴くのも王道の楽しみである。

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