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クーア/リック・クーア (‘82)

Koo’-ah / Rick Cua (‘82)
リック・クーアを知る人はほとんどいないと思うが、ジャケットの写真の通りベーシストである。彼はハーヴェイ・ダルトン・アーノルドの後任のベーシストとして、’80年〜’83年までアウトロウズに在籍していた。’80年といえば、アルバム「ゴースト・ライダーズ」の時期であり、もはや普通のロックバンドになってしまったアウトロウズ後期のヒット作である。

わずか3年ほどの活動期間でアウトロウズを脱退した理由は、彼は牧師でもあり、クリスチャンロック(CCM)に専念するためにだったとのことである。本作はそんな彼のファーストアルバムであり、以降もコンスタントにアルバムリリースは継続された。

サウンドは皮肉にも’80年代のアウトロウズと似た雰囲気であり、MTV時代のよくあるアメリカンロックという以外には言葉が見当たらない。さらにファッションも’80年代全開であり、一歩間違えば「ウォーリーを探せ」になりそうな勢いである。

リフュージュ US盤
裏ジャケット
インナースリーブ
インナースリーブ裏

個人的にはジャケットのクレーマーのベースが気になるところである。アルミネックという非常に変わったベースである。

YouTubeの音源をどうぞ。

彼がアウトロウズに参加していなかったら、間違いなく購入していない一枚である。

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