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高校野球が始まっています!

昨日(7/14)、全国の高校野球ファンなら知らない人がいないという常総学院が夏の大会初戦で敗退してしまいました。夏の大会では16度甲子園に。全国制覇も経験している、そして島田直也監督、全国から常総で野球をやりたいと集まるあの常総学院が日立の科技日立高にサヨナラ負け。

試合後のコメントでも
「練習通りにやってくれればいいのに、プレッシャーがあるのか、スクイズや送りバントなど失敗が多かった。当たり前のことを、当たり前に出来るチームにしなければいけない」と島田監督。

高校野球は面白い。最後まであきらめずに相手に立ち向かうと、思ってもみない結果が訪れる。一生懸命最後まで、あきらめずに。

科技日立高さん、次も頑張って優勝目指して!
常総の3年生、これで終わりじゃない。まだまだ人生は長い。
これが、これからの人生の糧になる!がんばれ!

とまぁ、優等生的に書き出しだが
本来伝えたいのはそういう部分ではない。
これから書くことは常総さん、明秀日立さん、県内の私立高校を否定するものでもない。

実情も知らない。

まず敗戦した常総学院
登録した20人中12名は県外から。主に関東近辺から。
たぶん常総で野球したいから入学した子供たちだと思う。
決してスカウトして常総にひっぱってきたわけではないと思う。
あくまでも子供たちが自分の意思で進路を常総に、そして茨城に来てくれたと思う。

勝利した科技日立高
登録した20人中7名は県外から。
遠く熊本や青森から来ている子がいる。
また日立製作所の関連高校というのもあり、この高校の場合は普通の高校とは違い日立製作所及び関連会社の入るためにこの高校へ全国から進学する場合もある。

本夏の大会優勝候補の明秀日立
登録した20人中17名は県外から。
こちらは日本全国と言っても過言ではない。
監督の金澤さんは、ジャイアンツの坂本の恩師であり、さらにそのジャイアンツで最近頭角を出し始めた増田陸選手は、この明秀日立出身である。
おそらく日本全国から金澤さんに教わりたいと集まってくると思う。
決してスカウトして明秀日立にひっぱってきたわけではないと思う。
あくまでも子供たちが自分の意思で進路を明秀日立に、そして茨城に来てくれたと思う。

茨城県の場合、私立高校によくみられる傾向である。
なにも茨城に限った事ではない。

これに関連し、野球のみで高校にひっぱってくるという問題が
2007年、おおきな社会問題となった。

いわゆる「高校野球特待生問題」である。


逆なパターンだと、
古豪で甲子園に何度も出場したことがある水戸商などは、地元の中学校出身者がほとんどである。

その水商で指導され、八郷高校で退職され、水城で監督をされた(故)橋本先生がおっしゃっていたこと「地元の中学校の子供たちを甲子園に行かせることは、地元から応援される事。地元から応援されたいから。」そんなことを、縁があって水城高校の先生からお聞きした。

まもなく3回戦が始まる。

茨城県を代表して甲子園で戦うチームを、地元茨城県民としてしっかり応援したい。


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