食品の値上げについて。

最近はニュースなどにあるように値上げラッシュが続いています。先日も日清食品や東洋水産などのカップ麺・袋麺などの値上げ報道がありました。(2023年6月1日より)

グロサリー(加工食品・日配品・菓子など)という業務で勤務している自分から見て思うとを書いていこうと思います。

スーパーで勤務しているとメーカー希望小売価格より、チラシの売価の方が値上げの実態を感じやすい。チラシの日替わり売価で昔はもっと安かったのに今はこの売価で日替わりか…と。
その中で、一番最下限(日替わりの特売などで出る売価メーカー各社がこれ以上下げてチラシ掲載などして欲しくない売価)が上がったなと感じる食品はキャノーラ油。数年前には198円など200円を切る値段がついていたと思うのですが、今は298円など300円をギリギリ下回る売価設定が多い。小売店の販売価格が1.5倍程度に上がっている。また小麦粉なども148円から198円程度、カップ麺などは最下限の売価は100円を切ることは難しい(低価格は除く)状況のようです。当然ながらステルス値上げと言われる内容量減も多く出てきています。

おそらくこの状況は良くなることは当分ないかなと…自分の経験上メーカー小売価格が下がった覚えはほとんどないので…

大手食品メーカーは値上げをする際、当然値上げ前より儲かるように値段を設定しているはずなので、それを自ら手放すようにはならない。

逆に値上げを宣言できない中小企業のメーカーなどはかなりきつい状況に追い込まれてるのでは?と。製造原価は上がる一方なのにそれを価格に転化できない…スーパーなどもガス、電気などの料金は爆上がり、物流関連も人手不足、燃料高騰などでコストアップは免れない…

要するに現状は価格が上がる方向でしか見通しがない状態。何か大きな変化がない限り、今の状態でどうにかやっていく方法を探す。というのが今後の考え方になりそうですね。

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